新着情報
労災ニュース : 従業員の安全配慮義務を違反 過労死で東急ハンズに7800万円賠償命令 神戸地裁
以下、引用です。
生活雑貨大手「東急ハンズ」(東京)に勤務していた夫(当時(30))が死亡したのは過度な労働が原因だったとして、神戸市東灘区に住む妻と長男が同社に約9000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が13日、神戸地裁であった。
長井浩一裁判長は「死亡前の2カ月の時間外労働が月80時間を超えるなど過重な労働、睡眠不足による心身の不調から突然死した」と過労死を認定した上で、「従業員の安全に配慮する義務に違反した」として約7800万円の支払いを命じた。
判決によると、夫は平成9年に入社。心斎橋店(大阪市中央区)に勤務していた16年3月、自宅で就寝中に心臓に異常をきたし、突然死した。東急ハンズは「判決文の詳細を確認した上で対応を決める」とコメントした。
(3月13日 SankeiBiz)
社会保険ニュース : 国民年金保険料15,040円 平成25年4月〜平成26年3月
厚労省より平成25年4月〜平成26年3月の国民年金保険料が発表されました。
「15,040円」です。
ちなみに、
平成24年4月〜平成25年3月までは「15,100円」です。
派遣関連ニュース : 自動車メーカーマツダ 派遣と短期間直接雇用の組み合わせ雇用制度は「違法」
以下、引用です。
自動車メーカー、マツダの防府工場(山口県防府市)を解雇された元派遣労働者の男性15人が、マツダ(広島県府中町)に正社員としての地位確認などを求めた訴訟で、山口地裁は13日、13人を正社員と認めた。派遣と短期間の直接雇用を交互に組み合わせた雇用形式について山本善彦裁判長は「労働者派遣法の根幹を否定する施策」と厳しく批判した。雇い止めされた派遣労働者を派遣先企業の正社員と認めた判決は極めて異例。
15人は03〜09年、半年から約5年7カ月、同工場の自動車製造ラインで勤務。08年以降、契約満了で相次いで解雇された。労働者派遣法は、派遣期間が3年を超えると直接雇用するよう定めている。ところが、判決によると、マツダは派遣社員を一時的に直接雇用する生産サポート社員制度を利用。約3カ月か半年間直接雇用し、その後、再び派遣労働者として雇用する手法を繰り返し、3年を超えないよう調整していた。15人のうち13人が同制度の対象だった。
原告弁護団は「判決は同種裁判や労働者派遣法の抜本的な解決に向けた大きな力」などとする声明を出した。
一方、マツダ広報本部は「主張が認められなかったことは遺憾」とコメント。控訴については「判決を検討して決めたい」とした。
(3月13日 毎日新聞)
その他ニュース : 祇園暴走事故 てんかん認識も運転止めず 雇用主書類送検
以下、引用です。
京都市東山区の祇園で昨年4月、軽ワゴン車が暴走し歩行者ら19人が死傷した事故で、京都府警は11日、持病のてんかん発作で事故を起こしたとして、京都市西京区の会社員、藤崎晋吾容疑者(当時30歳死亡)を自動車運転過失致死傷容疑で書類送検した。また雇用主で東山区にある藍染め製品販売会社の女性社長(71)も、持病を認識していたのに仕事での運転をやめさせなかったとして、業務上過失致死傷容疑で書類送検した。
府警によると、運転手のてんかんが原因の事故で、雇用主が刑事責任を問われるのは全国初という。
藤崎容疑者の容疑は、昨年4月12日午後1時5分ごろ、祇園の大和大路通で軽ワゴン車を運転中、持病のてんかん発作を起こし、360メートルにわたり暴走。四条通交差点などで歩行者ら19人をはねて死傷させた、とされる。
府警によると、司法解剖結果などから▽抗てんかん薬の成分が発作を抑える濃度に達しておらず、医師の指示通りに服用していなかったとみられる▽体調不良で解熱剤を服用していた−−ことが判明。事故当日は発作を起こしやすい状況だったと判断した。また複数の専門家から、「複雑部分発作」と呼ばれる発作の場合は意識がもうろうとなるが、事故時のようなハンドル操作は可能との意見を得た。藤崎容疑者は以前から同様の発作を起こしていたという。府警は、藤崎容疑者が発作で一時意識を失ってタクシーに追突後、意識がもうろうとした状態でハンドル操作をしながらアクセルを踏み続け、時速約70キロで電柱に衝突したと結論づけた。藤崎容疑者は約10年前にバイク事故で頭部を打ち、06年に外傷性てんかんと診断された。医師から車の運転を止められていたが、07年と12年、申告せずに運転免許を更新した。一方、社長の容疑は、藤崎容疑者にてんかんの持病があると知りながら仕事で運転を続けさせた、とされる。社長は「てんかんと知っていたら運転させなかった」と容疑を否認しているという。
捜査関係者によると、事故1カ月前の昨年3月、藤崎容疑者は自宅で発作を起こし3日間、欠勤。翌日、藤崎容疑者が業務日誌に社長と話し合いの場を持ったことを書き残していた。また、事故直後、社長が藤崎容疑者の家族に電話で「本人が大丈夫と言うから運転させた」と持病を知っていたかのような発言をしたという。
(3月11日 毎日新聞)
その他ニュース : 町幹部職員「時間休暇」一斉早退 鬼怒川温泉で懇親会「危機管理上問題」調査特別委員会設置
以下、引用です。
埼玉県宮代町の庄司博光町長を含む課長以上の幹部職員が昨年12月、「時間休暇」を取得して早退し、栃木県日光市の鬼怒川温泉で開かれた町の「課長会」主催の懇親会に出席していたことが7日、わかった。
町議会は2月19日、「町幹部のほとんどが県外で開かれた宴会に泊まりがけで出席しており、危機管理上、問題がある」などとして調査特別委員会を設置。庄司町長ら町執行部から8日、事情を聞く方針。
町によると、懇親会は昨年12月14日午後8時半から開かれた。課長のほか、OB職員、庄司町長、清水雅之副町長、吉羽秀男教育長ら十数人が出席したという。 1月中旬に町議全員に匿名の情報提供があり、町議が宴会に出席した幹部らの勤務実態を確認したところ、正午時点では庄司町長を含め10人が出勤していたが、午後3時にはすでに8人が早退。 午後5時15分の終業時に役場に課長以上の職員はわずか1人だけだった。
清水副町長は「各職員が時間休暇を取得しており問題はない。危機管理上も課長級の室長まで含めれば終業時には8人が役場におり支障はなかった」としている。
(3月8日 読売新聞)