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その他ニュース : 精神苦痛を受けた 「顛末書書き直せ」何度も命じた運送会社に賠償命令 神戸地裁
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勤務中の事故で顛末書などの書き直しを何度も命じられて精神的苦痛を受けたとして、神戸市中央区の運送会社に勤務する運転手ら2人が同社に計40万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、神戸地裁が計13万円の賠償を命じていたことがわかった。工藤涼二裁判官は「書き直しの指示は執拗で命令権の逸脱」と指摘した。6月28日付。
判決などによると、同社姫路営業所の男性運転手は2008年8月、タンクローリー車の運転席から降りる際、右足をひねって3週間のけがを負った。男性は、同社の指示で負傷時の状況などを書いた顛末書を提出したが、4回の書き直しを命じられた。3回目には「反省や再発防止への決意表明が必須」と求められ、「二重三重の確認作業にあたります(暗い時などは懐中電灯で)」と書くよう突き返された。
4回目は「ご迷惑をかけ申し訳ありません」としていたのを「長期療養で心配と迷惑をかけ申し訳ありません」と修正させられた。新潟営業所の男性は09年2月、社内マニュアルに反して作業したとして始末書の提出を求められ、パソコンで作成したが、「手書きが望ましい」とされるなど書き直しを3回指示された。工藤裁判官は判決で「重要とは思えない書き直しをあえて命じ、屈辱感や精神的苦痛を与えた」とした。
(7月2日 読売新聞)
その他ニュース : 失業手当の上限額引き下げ 平成25年8月から最大0.56% 2年連続
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失業者が受け取る雇用保険の基本手当の上限額が8月から最大0・56%下がる。厚労省が1日、発表した。
上限は年齢に応じて4段階あり、1日あたりの金額は
・30歳未満は6440円→6405円
・30〜44歳では7155円→7115円
・45〜59歳では7870円→7830円
・60〜64歳では6759円→6723円
にそれぞれ下がる。2012年度の毎月勤労統計調査で、働き手が毎月もらう給与の平均額が11年度より約0.5%下がったことが理由。引き下げは0.2%下がった昨年に続いて2年連続。
(7月1日 朝日新聞)
その他ニュース : 1人だけ別室勤務し、退職を迫られた 転籍社員が大和証券とグループ会社を提訴
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出向中に1人だけ別室で勤務させられるなどして退職を迫られたとして、大和証券(東京)からグループ会社に出向、転籍した男性社員(40)が、大和証券社員としての地位確認と、大和とグループ会社に計200万円の慰謝料などを求める訴訟を大阪地裁に起こした。28日に開かれた第1回口頭弁論で、2社は請求棄却を求めた。
訴状によると、男性は大和証券に1998年に入社後、2012年にグループ会社の日の出証券(大阪)に出向。営業部に配属されたが、部とは別の約100平方メートルの部屋で約4カ月間、1人で勤務した。
(6月28日 共同通信)
労災ニュース : 新入社員に長時間労働、過労自殺認め運送会社に約6940万円賠償命令 仙台地裁
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運送会社「岡山県貨物運送」(岡山市)の男性社員(当時22歳)が、2009年10月に自殺したのは過労とパワハラによる労働災害として、宮城県大崎市に住む男性の両親が同社と当時の会社の上司に計約1億1200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、仙台地裁であった。
斉木教朗裁判長は「新入社員に長時間労働を強いた」として、同社に約6940万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は09年4月に入社し、宇都宮営業所に配属。リサイクル家電の受け付け事務などを担当していたが、休日出勤や恒常的に1日15〜16時間勤務を強いられ、同年10月7日、宇都宮市内の自宅で自殺した。
斉木裁判長は「自殺する5か月前から月100時間を超える時間外労働があった」とし、会社の安全配慮義務違反を認めた。一方、上司に関しては、「何で出来ないんだ」「バカ野郎」などと男性に言ったパワハラに対し、「適切ではないものの、違法性はない」として請求を棄却した。
(6月25日 読売新聞)
社会保険ニュース : 国民年金:納付率59%わずかに改善 全国的に納付督促を進めた結果 平成24年度
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厚労省は24日、2012年度の国民年金保険料の納付率は59.0%で、前年度より0.3ポイント改善したと発表した。納付率が上昇したのは05年度以来7年ぶりだが、目標としていた60%には届かなかった。同省は「全国的に納付の督促を進めた結果だが、依然として厳しい状況に変わりない」と話している。
納付率を年代別にみると、最も低かったのが25〜29歳の46.8%。30〜34歳も49.4%で5割を切った。しかし、30〜34歳、45〜49歳を除いた各年代で、前年度実績を軒並み上回った。
日本年金機構は12年度、保険料の長期滞納者らに初めて全国規模で「特別催告状」約182万通を送付した。期限内の納付率は53.3%で、前年度から推計0.1ポイント下がったが、納付期限を過ぎた分は5.6%で0.5ポイント上がった。
納付率は1992年度の85.7%から年々減少し、02年度に当時、過去最悪の62.8%を記録。いったん回復したが、年金記録問題を機に再び悪化していた。
(6月24日 毎日jo)