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会社を訴えるニュース : 建築会社勤務の男性 過重労働によるうつ病が原因で自殺 会社に1億円賠償命令 京都地裁
以下、引用です。
2011年に京都市伏見区の建設会社「南山建設」に勤務していた男性=当時(36)=が自殺したのは、過重労働などによるうつ病が原因として、京都府京田辺市の妻(41)らが会社に1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、京都地裁は10日、請求全額の支払いを命じた。
判決理由で堀内照美裁判長は男性がうつ病の診断書を社長に見せていたことに触れ、「健康状態が悪化しているのを認識しており、安全配慮義務違反があった」とした。
判決によると、男性は11年5月26日午前に会社でうつ病の診断書を社長に見せた後、同日午後1時ごろに自殺した。
(9月10日 共同通信)
法改正・改正案ニュース : 同一労働同一賃金推進法が成立 賃金格差の是正は不透明
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派遣労働者と派遣先の正社員との賃金格差の是正に向けた議員立法「同一労働同一賃金推進法」が、9日の参院本会議で可決、成立した。
同法は、衆院段階で労働者派遣法改正案の対案として民主、維新、生活の野党3党が共同提出していたが、自民、公明と維新の3党が修正し衆院を通過。同じ仕事なら賃金も同水準にする均等待遇に関する規定は弱められ、同じ仕事であっても責任などに応じたバランスが取れていればよいことになり、後退した。
格差是正に向けて1年以内に講じるとされた法制上の措置も「3年以内に法制上の措置を含む必要な措置を講ずる」と修正しており実効性は不透明だ。今後、実現に向けて国が調査研究などを実施し、具体的な方策を検討する。
このほか、非正規労働者の雇用環境の改善を図るとともに、正社員への転換を促進するよう国は必要な配慮を行う。
(9月9日 SankeiBiz)
会社を訴えるニュース : 英会話学校女性講師 うつ病発症し自殺 持ち帰り残業が原因として両親が提訴
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金沢市で2011年に英会話学校講師の女性(当時22)がうつ病を発症して自殺したのは、長時間の「持ち帰り残業」が原因だとして、大阪府内に住む女性の両親が、学校の運営会社「アミティー」(岡山市)に約9100万円の損害賠償を求める訴訟を近く大阪地裁に起こすことが8日、分かった。
女性の死亡をめぐっては金沢労働基準監督署が昨年、長時間の時間外労働でうつ病を発症したことによる労災と認定した。
アミティーの山崎高人社長は「社員が亡くなったことは非常に重く受け止めている。持ち帰り残業は指示しておらず、訴訟には真摯に対応し、事実を明らかにしていきたい」とのこと。
(9月8日 共同通信)
社会保険ニュース : 特定健診(メタボ健診)のデータ 8割が検証不能 3年前から対応怠る 厚労省
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特定健診(メタボ健診)の医療費抑制効果を検証するために厚生労働省が集めた健診データを会計検査院が調べたところ、約8割の約3760万件が診療報酬明細書(レセプト)データと合致せず、検証に活用できていないことが分かった。システムの不備などが原因で、厚労省は3年前には事実を把握していたのに対応を怠っていた。正確な検証ができないおそれがあり、検査院はシステム改善などの対策を講じるよう求めた。
(9月4日 毎日新聞)
懲戒処分 : 青森県六戸町の20代元職員 大学卒業と詐称し6年勤務
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青森県六戸町の20代の元男性職員が、大学を卒業していないのに「大卒」と学歴詐称したまま約6年4カ月間勤務していたことが3日分かった。勤務態度に問題があり、町が懲戒処分を検討するため経歴を点検した際に発覚した。男性は8月に依願退職している。
六戸町によると2009年4月、大卒程度が要件の上級一般行政職として採用した。上司への虚偽申告や職務怠慢などがみられたため今年7月、減給の懲戒処分を決めた。
卒業証明書が未提出で本人に確認したところ、通ったが卒業していないことを認め「勤務しながら卒業するつもりだった」と回答。町も採用の際、証明書提出の確認を怠っていた。
(9月3日 共同通信)