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セクハラ・パワハラニュース : 住吉神社 元神職の男性 宮司からのパワハラ解雇 雇用の継続と慰謝料命じる判決
以下、引用です。
「日本三大住吉」の一つと言われる福岡市博多区の住吉神社で神職だった40代男性が、「宮司からパワーハラスメントを受け解雇された」として、雇用継続と賠償などを求めた訴訟で、福岡地裁(山口浩司裁判長)は11日の判決で、「解雇は無効」とし雇用の継続を認め、神社などに慰謝料100万円と未払い賃金の支払いなどを命じた。
判決によると、宮司は男性の親族。仕事ぶりを注意する際、顔を平手打ちにし「(火のついたたばこを押しつける)根性焼きしようか」「腐ったみかん」などと発言。2度にわたり頭を丸刈りにさせた。神社は2013年11月「教養を習得する意欲に乏しい」などの理由で男性を解雇した。判決は「指導の許容範囲を逸脱している」と不法行為の成立を認め、「勤務態度に重大な問題はない」と解雇権の乱用も認めた。
神社は、全国約2000社の住吉神社の中で、最古と言われている。神社は代理人弁護士を通じ「親族間で指導に行き過ぎた面があり、男性に申し訳なく思っている」とコメントしている。
(11月11日 毎日新聞)
会社を訴えるニュース : ファミリーレストラン・ジョイフル元店長 長時間労働で心疾患に 8100万円損害賠償求め提訴
以下、引用です。
全国でファミリーレストランを展開する「ジョイフル」(大分市)の大阪府内の店舗で店長として働いていた男性(38)大阪市が11日、心疾患を発症したのは長時間の過重労働が原因だとして、同社に約8100万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。
訴状によると、男性は2005年に正社員として入社し、07年から大阪府内の24時間営業の店舗で店長として勤務。13年7月、会議後に心室細動で一時心肺停止となり、現在も体内に除細動器を埋め込んでいる。
大阪南労働基準監督署は昨年10月に労災認定し、休業補償の給付決定をしている。
(11月11日 共同通信)
会社を訴えるニュース : 銀座ママ 労働者ではない 店の指揮下になかったと判断 東京地裁
以下、引用です。
東京・銀座のクラブのママを辞めさせられた女性がクラブ側を訴え、ママが店の労働者に当たるかどうかが争われた訴訟の判決で、東京地裁(鷹野旭裁判官)は5日、店の指揮下になかったとして女性の主張を退け、労働者ではないとの判断を示した。女性の代理人弁護士は「これまでの同種判決ではクラブママが労働者と認められており、否定された判決は初めてではないか」と控訴の意向。
判決によると、女性は銀座の飲食店経営会社と契約を結び、平成25年11月からクラブでママとして勤務。契約期間は1年間だったが、会社は26年2月「店の方針と合わない」と契約解除を通知した。女性は、接客について店長の指示を受けており、自分は労働者に当たることから、契約解除は解雇権の乱用で無効だと主張。鷹野裁判官は、この店の場合、女性の主な業務は自分の顧客を誘って来店させることであり、店の指揮、命令下にあったとはいえないと判断し「労働契約ではなく、準委任契約だ」と認定した。
(11月6日 産経ニュース)
会社を訴えるニュース : 化粧品ブランド・ゲランの販売員 パワハラ訴え解雇 解雇無効求め提訴
以下、引用です。
上司のパワハラを訴えたために雇用契約を打ち切られたとして、世界的に有名なフランスの高級香水・化粧品ブランド「ゲラン」の大丸札幌店に勤めていた元販売員の女性2人が近く、ゲラン日本本社を相手取り、解雇の無効などを求める訴訟を札幌地裁に起こすことが3日、分かった。
原告は10月末に解雇された元社員(45)札幌市中央区と、雇用契約の更新を9月末に打ち切られた元契約社員(29)江別市。
訴えによると、2人は2013〜14年、上司の女性に客の前で長時間叱られるなど、繰り返しパワハラを受けた。ほかの販売員の退職も相次ぎ、日本本社に改善を求めたが、具体的な対応がなかったため、今年8月に個人で加入できる労働組合に加入。労働組合としてゲランに団体交渉を求めたところ、解雇と契約更新の打ち切りを通知された。
2人は「合理的理由を示さずに解雇や雇い止めをするのは労働契約法に違反し、無効だ」として今月中に提訴する方針。ゲラン日本本社は「現段階では訴状を見ていないのでコメントできない」としている。
(11月4日 北海道新聞)
労働法ニュース : 菊水酒造 違法残業させた疑いで書類送検 高知県安芸労基署
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安芸労働基準監督署は29日、違法な時間外労働を従業員にさせていたとして、高知県安芸市本町4丁目の菊水酒造と菊水酒造総務部長(42)を、労働基準法違反容疑で高知地検に書類送検した。
送検容疑は、4月1〜30日の間、従業員3人に計約584時間の違法な時間外労働をさせた疑い。
(10月30日 高知新聞)