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会社を訴えるニュース : HIV休職指示 違法確定 勤務病院に賠償命令 最高裁

投稿日時: 2016-04-06 18:29:09 (899 ヒット)

以下、引用です。

  エイズウイルス(HIV)に感染した看護師が、勤務先の病院で本人の同意なく感染情報が共有され、上司から休職を指示されたのは違法として、病院を経営する福岡県の医療法人に損害賠償を求めた訴訟で、違法と認めた二審判決が確定した。最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)が29日付で医療法人側の上告を退ける決定をした。

 看護師は2011年8月、勤務先とは別の病院での検査で感染が判明。結果は勤務先に伝わり、看護部長らから仕事を休むよう指示され、同年11月に退職した。勤務先に約1000万円の賠償を求め提訴し、検査結果を伝えた病院との間では和解が成立した。

  福岡地裁久留米支部は「HIV感染者に対する偏見や差別はまだあり、感染は他人に知られたくない情報だ。同意を得ないで診療目的以外の労務管理に利用することは許されない」として約115万円の賠償を命令。福岡高裁は「病院は勤務内容を変更して働くことも可能と説明している」として、賠償額を約61万円に減額した。

厚生労働省のガイドラインは、HIV感染は解雇の理由にならないと明記。雇用側は労働者の感染情報の秘密保持を徹底し、健康ならば他の人と同じ処遇で扱い、感染リスクの高い医療従事者でも基本的に変わらないとしている。

(3月31日 時事ドットコム)


その他ニュース : 介護職員 月給1万3170円増 処遇改善加算で 厚生労働省

投稿日時: 2016-04-05 19:22:49 (891 ヒット)

以下、引用です。

  厚生労働省は30日、介護職員の処遇改善のため設けられた事業者に対する報酬の増額制度(加算)で、2015年度に新設の加算を取得した事業所では、介護職員の平均月給が28万7420円(同年9月時点)で、前年より1万3170円増えたとする調査結果を公表した。

 同省は「処遇改善は着実に進んでいる」と評価しているものの、全産業の平均月給33万3300円(15年分)には及ばない。政府が「介護離職ゼロ」を掲げ、介護人材の確保を急ぐ中、さらなる賃金アップが求められそうだ。

 処遇改善のための加算は15年度、1人当たり月1万2000円相当分が事業所への報酬額に上乗せされた。調査は、加算が適正に職員の給与に反映されているかどうかをみた。

 調査によると、全事業所の約7割がこの加算を取得していた。給与増の方法は、定期昇給や手当の引き上げで行った事業所がいずれも過半数(複数回答)を占め、賃金水準を引き上げるベースアップを実施した所は17・9%だった。このため、平均月給から手当などを除いた平均基本月給は、昨年9月時点で17万7370円(常勤)と前年の2950円増にとどまった。

(3月30日 毎日新聞)


会社を訴えるニュース : ほっともっと男性店長 長時間労働で自殺 遺族が提訴

投稿日時: 2016-04-05 19:16:23 (847 ヒット)

以下、引用です。

  弁当チェーン「ほっともっと」の店長だった男性
(当時30)がうつ病を患って自殺したのは、長時間労働などが原因だとして、長野市の男性の父親(70)らが29日、弁当チェーンを展開する「プレナス」(福岡市)に対し、約9394万円の損害賠償を求める訴えを長野地裁に起こした。

 原告側代理人の一由貴史(いちよしたかし)弁護士によると、男性は2010年4月に同社に正社員として入社し、同12月に三重県内の店舗に異動。11年3月ごろから精神的に不安定になり、同7月に店舗内で首をつって亡くなった。

 会社のパソコンの履歴や勤務管理表、妻にあてたメールなどから、男性が亡くなる前の半年間の時間外労働は、月に110時間35分から274時間29分にのぼっていた。また、上司から「(売り上げが伸びなかったら)死刑にします」「死んでください」などの内容のメールが、男性に送られていたという。

 プレナスの担当者は「訴状が届いていないので、コメントは差し控えたい」としている。

(3月29日 朝日新聞)


会社を訴えるニュース : 日本IBM 元社員5人の解雇は無効 東京地裁で判決

投稿日時: 2016-04-04 20:13:13 (932 ヒット)

以下、引用です。

  日本IBM(東京都中央区)の社員5人「業績不良」を理由に解雇されたのは違法だと訴えた訴訟で、東京地裁は28日、5人全員の解雇を無効とする判決を言い渡した。吉田徹裁判長は「解雇権の乱用だ」と述べ、解雇後の給与の支払いも命じた

 同社では2012年以降、業績不良を理由とする解雇が相次ぎ、弁護団によると、他にも6人が同地裁で争っている。今回の5人は43〜59歳で、営業やシステム運用の業務をしてきた。弁護団は「名目は個々人の業績不良だが、実質は会社のリストラだった。『解雇は自由だ』とする米国流の手法に、歯止めをかける判決だ」と評価した。

 判決は、5人に一定の業績不良や問題行動があったと認める一方、「適性のある業種に配転したり、解雇の可能性を伝えて業績改善の機会を与えたりせずに解雇した」と指摘。同社が根拠とした評価方式については「あくまで相対評価で、低評価が続いても、解雇に足る業績不良と認められるわけではない」と述べ、解雇は無効だと結論づけた。

(3月28日 朝日新聞)


労働法ニュース : 大分県 ブラック企業と疑われる70事業所で調査 7割で法令違反

投稿日時: 2016-04-01 19:43:07 (833 ヒット)

以下、引用です。

 

 大分労働局は、過酷な業務を課した上で労働者を使い捨てる「ブラック企業」と疑われる県内の70事業所を対象に、抜き打ち調査を実施した。7割を超える53事業所違法な長時間労働やサービス残業をさせていることが分かった。働きすぎで体に支障をきたす目安とされる「過労死ライン」を大幅に越えていたケースも発覚。労働局は「労務管理の不徹底だけでなく、人手不足も影響し、就業時間が長くなった」とみている。

調査したのは昨年11月。若者の離職率が高く、労災請求のあった会社の勤務記録などの関係帳簿を調べた。労働基準法や労働安全衛生法に違反している事例が見つかったという。

主な違反は、時間外労働関連。労使協定がなかった他、協定で取り決めた限度を超える時間外労働をさせていたのが計28事業所だった。うち7事業所で、「過労死ライン」(1カ月・100時間)を越える時間外労働をした従業員が計7人いた。150時間以上もいた。

  また、時間外の割り増し賃金を支払わず、サービス残業をさせていたのが9事業所。年1回の健康診断、長時間労働者を対象にした医師の面接指導の未実施は12事業所だった。

  労働局によると、勤務時間をタイムカードなどで正確に記録せず、事業所側が勤務実態の把握に努めていなかったのが原因。違反の見つかった製造業者の中には「従業員が足りず、1人当たりの業務量が増えた」と説明したケースがあったという。

  全業種の有効求人倍率は1・06倍(ことし1月時点)。「特に病院、福祉施設などの保健衛生業と製造業で人手不足の傾向にある」と労働局監督課。

  問題のあった事業所に労働時間の短縮など改善を指導した。同課は「是正に応じない場合、法令違反での立件を含めて、厳正に対処したい」としている。

 

(3月27日 大分合同新聞)


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