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会社を訴えるニュース : 未払い残業代支払い訴訟の元タクシー運転手ら 雇い止めで提訴
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会社に対する提訴を理由に雇い止めにされ、精神的苦痛を受けたとして、国際自動車(東京都新宿区)の元タクシー運転手10人と所属する労働組合は7日、同社と社長らに対し、運転手としての地位確認と未払い賃金など計約5500万円の支払いを求める訴訟を東京地裁に起こした。
訴状によると、10人は、1年ごとに定年後の再雇用契約を結ぶ必要のある65歳以上の男女。今年1月、同社に未払い残業代の支払いを求める訴訟を同地裁に起こしたところ、同社は1〜9月、10人と契約しなかった。同社は労働組合に対し、「会社を提訴する人とは信頼関係がなく、再雇用しない」などと伝えたという。
原告側は訴状で、同社の行為は「裁判を受ける権利」を定めた憲法に違反すると主張。同社は「担当者が不在でコメントできない」としている。
(10月8日 読売新聞)
その他ニュース : 配偶者控除の廃止見送り 適用範囲の拡大を検討 政府与党
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政府・与党は6日、2017年度税制改正で最大の焦点となっていた専業主婦世帯などの税負担を軽減する配偶者控除の廃止を見送る方針を固めた。配偶者控除の代わりに導入する方向で検討していた共働き世帯も対象とする「夫婦控除」の創設も先送りする。複数の関係者が明らかにした。
配偶者控除の廃止は、配偶者の年収が130万円を超えると社会保険料の負担が生じる問題の見直しと合わせ、中長期的な検討課題と位置付ける方向。17年度改正では、パートタイムで働く女性の就労を促すため、妻の年収が103万円以下の場合に適用される配偶者控除の適用範囲拡大を検討する。
(10月6日 JIJI.COM)
社会保険ニュース : 年金受給に必要な保険料支払期間 10年に短縮へ
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政府は26日、年金受給に必要な保険料支払期間を25年から10年に短縮する年金機能強化法改正案を閣議決定し、衆院に提出した。
改正案は、施行日を2017年8月1日としており、26日に開会した臨時国会で成立すれば、17年9月分から支給され、最初の受け取りは10月になる。
厚生労働省によると、改正案の成立・施行で初めて基礎年金(国民年金)を受け取ることができる人は約40万人で、厚生年金も含めると対象者は約64万人の見込み。支給額は、保険料の納付期間が40年で月額6万5008円。納付期間が25年の場合、支給額は同4万630円となり、10年だけ納付したケースでは同1万6252円となる。
財源は年度途中からの支給となる17年度は約260億円、18年度以降は年度あたり約650億円が必要と推計されている。厚労省は、財源として低所得者向けの「簡素な給付措置」に充てていた予算で対応する方針だ。
(9月26日 読売ONLINE)
会社を訴えるニュース : トヨタ 再雇用で別業務は違法 賠償命令 名古屋高裁
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トヨタ自動車で事務職だった元従業員の男性(63)が、定年退職後の再雇用の職種として清掃業務を提示されたのは不当として、事務職としての地位確認と賃金支払いを求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁は28日、訴えを棄却した一審判決を一部変更し、約120万円の賠償を命じた。地位確認は認めなかった。
藤山裁判長は判決理由で、全く別の業務の提示は「継続雇用の実質を欠き、通常解雇と新規採用に当たる」と判断した。高齢者の継続雇用を巡る裁判で企業の賠償責任が認められるのは異例。
男性は最長5年の雇用が認められる社内制度で事務職としての再雇用を求めたが、1年契約のパート労働で清掃業務を提示され、拒否していた。
男性は取材に「会社の違法性を認めた画期的な判決だ」と話した。
トヨタ自動車は「主張が認められず残念。今後の対応は判決を精査して判断する」としている。
裁判長は、定年後にどんな労働条件を提示するかは企業に一定の裁量があるとした上で「適格性を欠くなどの事情がない限り、別の業務の提示は高年齢者雇用安定法に反する」と指摘した。
今年1月の一審名古屋地裁岡崎支部判決は「男性は事務職で再雇用されるための基準を満たしていなかった」とする会社側の主張を認め、男性の請求を退けていた。
判決によると、男性は大学卒業後、トヨタ自動車に入社し、2013年7月に定年退職した。
高年齢者雇用安定法は希望者を65歳まで雇用するよう企業に義務付けている。
(9月28日 日本経済新聞)
社会保険ニュース : 国民年金保険料 強制徴収を拡大 所得300万円以上に 納付率上げ
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厚生労働省と日本年金機構は、国民年金保険料の強制徴収の対象を広げる。現在は年間所得350万円以上の滞納者に実施しているが、2017年度から300万円以上にする。国民年金保険料の納付率は60%程度で低迷している。保険料の滞納に厳しく対処し、納付率の向上を狙う。
(9月20日 日本経済新聞)