新着情報
社会保険ニュース : 高額医療費 軽減2段階 4カ月と10カ月上限下げ 2015年度導入目指す 厚労省
以下、引用です。
厚労省は、医療機関の窓口で支払う1カ月分の自己負担(医療費の1〜3割)が上限額を超えると払い戻しを受けられる「高額療養費制度」に関し、長期療養者の負担上限額を2段階で引き下げる方向で検討に入った。
現在は過去1年間に3カ月、上限額を超える治療を受けると4カ月目以降の上限が下がる仕組み
⇒これを9カ月限度額を超えた人は、さらに10カ月目以降の上限を下げる。
がんなど長期治療が必要な人の負担軽減を図る。
併せて年間総額にも上限を設ける方針で、15年度からの実施を目指す。
(7月22日 ニュース)
社会保険ニュース : 国民年金保険料納付率 現制度開始以来最低 このままいくと給付に影響!?
以下、引用です。
厚労省は13日、自営業者などが支払う国民年金保険料の2010年度の納付率が09年度より0・7ポイント下がり、現行制度が始まった1986年度以降で最低となる59・3%だったと発表。
政府は、国民年金の納付率80%を前提に将来の年金財政を設計しており、このまま低下が続けば給付への影響は避けられない情勢だ。
納付率は96年度まで8割を維持していたが、近年は5年連続で低下し、初めて6割を切った。納付率低下の背景には、年金制度への不信の高まりや、加入者に非正規労働者が増加していることなどがある。
東日本大震災のため、岩手、宮城、福島3県などで納付の督励や強制徴収ができなくなり、全国に電話で督促を行う仙台市のコールセンターが被災したことも低下の要因になった。
厚労省は、戸別訪問による納付の督励を強化し、国税庁に徴収を委任することなどにより、11年度は納付率6割の回復を目指したいとしている。
(7月13日 ニュース)
社会保険ニュース : 公的年金の積立金運用 2010年度は2999億円の赤字
以下、引用です。
公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は6日、2010年度の運用で2999億円の赤字が出たと発表。単年度の赤字はリーマン・ショックの影響で約9・3兆円の巨額損失を出した08年度以来、2年ぶり。収益率はマイナス0・25%で、国内株式(1兆3342億円減)と外国債券(7167億円減)が低迷したのが主な要因とみられている。
10年度末の運用資産額は、運用損失と年金給付のために取り崩した6兆4505億円などを合わせ、09年度末比6兆5254億円減の116兆3170億円だった。運用を開始した01年度から10年間の累積収益額は11兆3894億円となった。
運用資産の構成割合は国内債券66・59%、国内株式11・53%、外国株式11・26%、外国債券8・11%等。
(7月6日 ニュース)
社会保険ニュース : 健康保険・厚生年金未加入法人(会社)を把握 国税情報活用へ 平成24年〜厚労省
以下、引用です。
厚労省が、厚生年金保険に加入義務があるにもかかわらず加入していない法人を的確に把握するため、法務省が国税庁に提供している法人情報を2012年から活用する方針を固めたことが4日、明らかになった。厚労省は社会保険料の徴収漏れが課題となっており、厚生年金への未加入法人を調べた上で加入を促す。徴収漏れを防ぐことで、社会保険料収入が数兆円規模で増える可能性がある。
国税庁には270万程度の法人データが申告されている。一方、厚労省で把握している事業所数は約175万で、大幅に少ない。このため、社会保険料の徴収漏れがかなりの規模で発生しているもようだ。
厚労省は来年から、国税庁データの基となる法務省が保有する法人名や所在地、設立年月日、資本金、役員・支店情報が記載された法人登記簿情報を得て、膨大な数に上る年金未加入法人を把握し、加入するように指導する意向。
(7月5日 ニュース)
社会保険ニュース : 健保組合「9割が赤字」 2011年度中に保険料引き上げ予定 全体の4割
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大企業のサラリーマンが加入する健康保険組合(以下、健保組合)が、危機的状況だ。健保連がまとめた2011年度予算によれば、健保組合全体の経常赤字は6089億円。全国1447の健保組合のうち約9割が赤字に陥る見込みだという。しかも、これには震災による影響は含まれていない。今後は保険料収入の減少、医療費負担の増加によってさらなる財政悪化が懸念されている。
そのしわ寄せはサラリーマンにいく。赤字補てんのため、保険料率の引き上げに踏み切る組合も多く、2011年度中に保険料を引き上げる健保組合は全体の4割に上っている。
最近では自社の健保組合を解散し、中小企業のサラリーマンたちが加入する「協会けんぽ」に移行する企業も増えているという。
⇒働く従業員にはどんな影響があるのか?
「協会けんぽに移行すれば、健保組合ならではの手厚い補償や福利厚生制度などが失われ、保険料の負担率だけがアップする。」解散までいかずとも、支出削減のため、福利厚生費を圧縮したり、保険料率を引き上げる組合は今後も増える見込み。サラリーマンの負担は増す一方。
(6月20日 ニュース)