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社会保険ニュース : 介護職員処遇改善交付金財源確保の為 大企業サラリーマン介護保険料増 厚労省検討
以下、引用です。
厚労省は13日、介護職員の給与水準を維持する財源を確保するため、高所得の大企業サラリーマンの介護保険料を増やすほか、介護サービスの一部利用者の負担割合を引き上げる方針を明らかにした。同日の社会保障審議会介護保険部会で示した。
介護職員に対しては、他業種に比べて給与水準が低いとして、2009年度に創設された「処遇改善交付金」から、職員1人当たり月平均で1万5千円を支給している。交付金は09年度補正予算で約4千億円が計上されたが、来年3月で期限切れとなる。
厚労省は、介年末までに財源案を固め、次期通常国会への関連法案提出を目指す。
(10月13日 ニュース)
社会保険ニュース : 在職老齢年金制度緩和 60歳〜64歳、28万円基準を46万円超へ 厚労省案
以下、引用です。
60歳以上で働いている人の厚生年金をカットする「在職老齢年金制度」に関し、60〜64歳の減額基準を緩める案も示した。
現在
賃金と年金の合計額が月28万円を超えると年金を減らしているが
↓
この基準を
・65歳以上と同じ「46万円超」へと緩和する
・60〜64歳の平均所得に合わせた「33万円超」とする
2案で、来年の通常国会への関連法案提出を目指す。
在職老齢年金制度の見直しは、「働くと年金が減るのでは高齢者の就労意欲をなくす」との批判に応えた。60〜64歳の人は月額換算賃金と年金の合計が月28万円を超すと、超過額の半分が毎月の年金から差し引かれる。年金と賃金が15万円ずつの人は月収30万円で基準を2万円超すため、超過額の半分、1万円がカットされ、年金は月14万円となる。減額基準を「46万円超」に緩和した場合、給付総額は5000億円程度膨らむという。
(10月12日 ニュース)
社会保険ニュース : 年金支給開始年齢 68歳〜70歳に引き上げ 厚労省検討始める平成23年10月
以下、引用です。
厚労省は11日、年金の支給開始年齢を68〜70歳に引き上げることも視野に検討に入った。長寿で年金の受取期間が長くなっているため、年金財政の悪化を防ぐ狙いがある。1歳の引き上げで国の負担が年0.5兆円減る見込みだ。ただ、実現しても2024年以降の引き上げとなり、若年世代に痛みが集中する。年金受給が本格化する団塊世代への影響はなく、世代間格差の拡大につながるおそれがある。
社会保障と税の一体改革では、
・支給開始年齢を68〜70歳に引き上げること
・厚生年金の支給開始年齢の引き上げスケジュールを前倒しする
2つの案が盛り込まれていた。
厚労省は一体改革に沿って、社会保障審議会年金部会で3つの案を提示した。
★1つ目
3年ごとに1歳ずつ引き上げる厚生年金の支給開始年齢を2年ごとに前倒しして、65歳に引き上げる。
★2つ目
現在の引き上げスケジュール通り65歳まで上げた後、同じ3年ごとに1歳のペースで68歳まで引き上げる。
★3つ目
2年ごとに1歳のペースで65歳までの引き上げの前倒しを行い、さらに同じペースで68歳まで引き上げる。
65歳以上への引き上げは、最も早い3つ目の案で、24年以降の実施となる。現在53歳以下の支給開始年齢が遅れるが、団塊世代の年金額の削減にはつながらない。物価に応じて受給者の年金を減額するマクロ経済スライドを発動しない限り、支給開始年齢の引き上げで、現役世代の理解を求めるのは難しそうだ。
高齢者雇用の確保も引き上げの前提となる。企業は定年延長や高齢者の継続雇用で対応する必要があるが、経団連は人件費の増加につながることから、反対の立場を鮮明にしている。連合も若年雇用に影響が出るとして、労使ともに現在の65歳までの引き上げが限度とみている。引き上げが思惑通りに実現できるかは不透明な情勢だ。
(10月11日 ニュース)
社会保険ニュース : 民主党公約 年金通帳導入断念へ 費用膨大で撤回
以下、引用です。
政府は2日、消えた年金対策の切り札として民主党が2009年衆院選のマニフェスト(政権公約)に盛り込んだ「年金通帳」について、導入を断念する方向で検討に入った。代わりに、インターネットで記録を閲覧できる日本年金機構の「ねんきんネット」の利用を促進する。
民主党は「納めた保険料と受け取る年金額をいつでも確認できる」として、年金通帳をすべての加入者に交付すると公約。だが厚労省などは、システム開発や記帳するための銀行の現金自動預払機(ATM)整備の費用が莫大になり、当初想定していた形では実現困難と判断した。
←公約達成できず。
(10月3日 ニュース)
社会保険ニュース : 厚生年金、老後の年金、夫婦で半額ずつ受給 妻も支払者とみなす 厚労省検討
以下、引用です。
厚生労働相の諮問機関・社会保障審議会年金部会は29日、保険料を払っていなくても払ったとみなされる専業主婦年金の見直しに着手した。サラリーマンの夫が支払っている厚生年金、共済年金の保険料の半分を妻が払っているとみなし、老後に受け取る年金も2等分する案を軸に検討。小宮山洋子厚労相も見直しに意欲を示している。
主婦年金の改革案は、政府・与党が6月にまとめた税と社会保障の一体改革案に盛り込まれており、年金部会が年末までに詳細を詰めて来年の通常国会に関連法案を提出する方針。
改革が実現しても夫婦が受け取る年金額の合計額は変わらない。ただ、現行制度では夫が死亡した場合、妻は遺族年金として夫が受け取る予定だった年金の75%を受給できるが、新制度では50%になる。妻と死別、離婚した夫も年金額が半減する可能性があり、こうした問題への対応策を検討する。
(9月29日 ニュース)