新着情報
その他ニュース : フリーターから正社員採用 事業所1割強 厚労省09年調査より
厚生労働省は2日、「2009年若年者雇用実態調査」の結果を発表した。アルバイト・パートとして働いていたフリーター(アルバイト・パートのうち、年齢が15〜34歳の人)、過去3年間に正社員に採用した事業所は、1割強にとどまった。フリーターは待遇が低く、ワーキングプア(働く貧困層)の温床ともみられており、正社員への登用は狭き門であることが浮き彫りになった。
フリーターを正社員として過去3年に採用したことがあるかの質問
- 「採用した」 11.6%
- フリーターの応募は受け付けているが「採用に至らなかった」 25.3%
- そもそも応募を受け付けていない 11.1%
- 最多は「正社員の採用予定がなかった」 47.6%。
(9月2日 時事通信)
※フリーターを正社員にすると助成金が支給されます。こういったものを利用してみてはいかがでしょうか。
社会保険ニュース : 日本年金機構 男性准職員を懲戒解雇 障害年金診断書偽造し詐欺未遂
障害年金の申請に必要な診断書などを偽造して請求したとして、日本年金機構は1日、機構本部障害年金業務部の40代男性准職員を同日付で懲戒解雇したと発表した。職員による診断書偽造は、旧社会保険庁時代を含め例がないという。
機構によると、申請したのは妻と妻の知人の障害厚生年金。千葉県松戸市の医療機関と医師の名を使い、統合失調症などの傷病名をつけて診断書や請求書を偽造。4月に年金事務所に提出していた。「書類作成を経験してみたかった」と説明しているという。
准職員は08年9月に旧社会保険庁に採用され、10年1月に有期雇用の職員として採用された。機構は6月3日にこの職員を詐欺未遂などの容疑で警視庁に刑事告訴したが、公表していなかった。
(9月2日 毎日.jp)
その他ニュース : 男女間の賃金格差解消のためのガイドラインを作成 厚労省
31日厚労省は、「男女間賃金格差解消に向けた労使の取組支援のためのガイドライン」を作成しました。
今回作成したガイドラインは、
- 賃金や雇用管理の在り方を見直すための視点
- 社員の活躍を促すための実態調査票
といった支援ツールを盛り込んでいます。
現実的な対応方策を示すことで、労使による自主的な見直しの取組を支援していく内容です。
詳しい内容はこちら⇒http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000ned3.htm
労災ニュース : 労災 障害等級認定低すぎ違法 甲府地裁
仕事中の事故で両腕などに障害を負った山梨県中央市の米山栄さん(71)が、障害等級の認定が低すぎるとして甲府労働基準監督署の障害補償給付決定取り消しなどを求めた訴訟で、甲府地裁の林正宏裁判長は31日、請求を認めて決定を取り消す判決を言い渡した。
林裁判長は「原告は文字を書くのも著しく困難な状態にあり、軽作業のみが可能。障害等級の認定基準では第7級に当たる」と述べ、第9級に当たるとした労基署の決定を違法とした。
判決によると、米山さんは電機会社で電線の製造加工を担当していた1995年4月、電線の切断作業中に倒れてきた重さ約600キロの台を両手で支え、障害を負った。
2005年に同労基署が労災保険法に基づく障害補償給付を決定。米山さんは障害等級が低いとして審査や再審査を請求したが棄却され、08年8月に提訴した。
厚生労働省によると、障害等級第9級では一時金が支払われるだけだが、第7級からは年金が支給される。
(8月31日 共同通信)
社会保険ニュース : 年金運用 3兆円余の赤字に
国民年金と厚生年金の積立金のことし4月から6月までの市場運用は、ギリシャの財政危機をきっかけにした世界的な信用不安の影響で、国内外の株式価格が大幅に下落したことから3兆6000億円余りの赤字。
国民年金と厚生年金の積立金を運用している「年金積立金管理運用独立行政法人」によると、ことし4月から6月までの積立金の市場運用は、3兆6584億円の赤字となり、過去最高の黒字となった昨年度の運用実績から一転して巨額な赤字となりました。これは、ギリシャの財政危機をきっかけにした世界的な信用不安によって国内外の株価が大幅に下落したことに伴うものです。3か月ごとの積立金の市場運用が赤字となるのは、アメリカの大手証券会社の経営破たんをきっかけにした世界的な金融危機の影響を受けた去年1月から3月までの期間以来で、平成13年に市場での自主運用を始めてから4番目に大きな赤字額となりました。「年金積立金管理運用独立行政法人」は「今の経済状況は好転する見通しが見えないので、厳しい運用が続くことが予想されるが、積立金は長期的な運用を行っており、直ちに年金の給付に影響が出るということではない」としている。
(8月30日 NHKニュース)