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労働法ニュース : 日本航空のパイロット整理解雇は「有効」 請求棄却判決 東京地裁

投稿日時: 2012-03-30 20:46:01 (1665 ヒット)

以下、引用です。

 日本航空が会社更生手続き中に行った整理解雇は無効として、元パイロット76人が同社に社員としての地位の確認などを求めた訴訟の判決が29日、東京地裁であった。渡辺弘裁判長は「更生計画の事業規模に応じた体制にするため、人員削減の必要があった」などとして解雇を有効と判断、地位確認の請求を退けた。原告側は控訴する方針。

 会社更生手続き中の整理解雇をめぐる司法判断は初めて。未払い賃金の支払いも求めていたが、判決は2人の手当ての不足分として計約61万円のみを認めた。

 整理解雇については、判例などから

  • 人員削減の必要性
  • 解雇回避努力
  • 人選基準の合理性
  • 手続きの妥当性

の4要件が必要とされているが、渡辺裁判長は会社更生手続き中の解雇にも適用されると判断した。

 渡辺裁判長は人員削減の必要性を認めた上で、「希望退職の募集など一定の解雇回避努力を行った」と認定。「人選も合理的で、整理解雇が信義則上許されないと評価するだけの事情は認められない」とした。

 日本航空広報部は「主張が全面的に認められた」とのコメントを発表した。元客室乗務員72人も同種訴訟を起こしており、30日に地裁で判決が言い渡される。

(3月29日 SankeiBiz)


労働法ニュース : 最低賃金法違反・予告なしに解雇 静岡の住宅リフォーム業社長 出頭要請に応じず逮捕

投稿日時: 2012-03-29 19:39:33 (1508 ヒット)

以下、引用です。

 静岡労働局と島田労働基準監督署は、社員に県最低賃金以上の賃金を支払わず、予告なしに解雇したとして、最低賃金法違反と労働基準法違反の疑いで、焼津市の住宅リフォーム業の代表取締役の男(71)を逮捕し、27日に同容疑で同社と男を静岡地検に送致した。

 逮捕容疑は、2011年5月6日の所定の賃金支払日に、同社の50代男性社員に対して、同年4月分の賃金として、県最低賃金(当時13万3400円)を下回る1万5千円しか払わず、同年5月10日に男性に事務所内で突然解雇を言い渡した疑い。

 労働基準法は、解雇する場合には30日以上前に予告しなくてはならないと定めている。同労働局によると、男性は容疑を否認している。同労働局によると、11年7月に男性が島田労基署に告訴した。男が出頭要請に応じなかったため逮捕にしたという。同労働局や県内の労基署が直接逮捕したのは16年ぶり。

(3月28日 静岡新聞)


労働法ニュース : ソニー労働基準法違反  就業規則の変更で2度の是正勧告

投稿日時: 2012-03-28 09:04:32 (1666 ヒット)

以下、引用です。

 ソニー(本社・東京都港区)が再雇用制度を巡る就業規則の変更の際に、必要な手続きを踏んでいなかったなどとして、昨年12月に東京労働局三田労働基準監督署から、労働基準法違反で2度にわたって是正勧告を受けていたことが関係者への取材で分かった。同社は「勧告を受け既に改善した」としている。

 関係者によると、同社は、再雇用制度を導入した際、労働者側と協定を結んで就業規則を変更したが、この際に必要な改めて労働者側の代表を選出する手続きを怠っていたという。また、再雇用についての基準を、いつでも見られる形にしていなかったとして再度、勧告を受けた。いずれも形式的な違反だが、大手企業が2度も是正勧告されるのは異例。 同社広報センターは「十分な手続きをしたと認識していたが、法に照らし、修正すべき点があった」としている。

(3月27日 毎日新聞)


労働法ニュース : 女性国会議員と不倫報道で元関西学園教諭解雇 「解雇は合理的」 岡山高裁

投稿日時: 2012-03-26 21:57:53 (1417 ヒット)

以下、引用です

 女性国会議員との不倫報道などを理由に解雇されたのは不当として、岡山市内の元私立学校教諭の男性(46)が、学校法人「関西学園」を相手取って地位確認などを求めた訴訟の控訴審判決が22日、広島高裁岡山支部であった。

片野裁判長は「解雇処分は合理的」と述べ、同学園に解雇無効と未払い賃金など約4000万円の支払いを命じた1審・地裁判決を変更し、解雇前に限った未払い賃金など約1500万円の支払いを命じた。

 判決文によると、男性は、有給休暇中の2007年4月、労働条件の改善を専門機関に申し立てたことなどから、同7月に解雇された。同12月、「解雇は無効」として提訴したが、同9月頃、民主党の女性参院議員との不倫関係が判明したことから、学園側は「不倫は教職員の資質に欠ける根拠の一つ」と主張していた。

 1審判決は「不倫は解雇理由として重要視されておらず、これのみで資質に欠けると結論づけられない」としていたが、控訴審判決で、片野裁判長は「思春期の生徒を指導する教職員が不倫関係を持つことは、適格性に大きく影響する」との判断を示した。

 判決後、関西学園は「主張が認められ満足している」とコメント。男性側は判決を不服として上告する方針。

(3月23日 読売新聞)


労働法ニュース : 労働者が申し出れば、期間を区切らない無期雇用へ転換 制度改正案を諮問

投稿日時: 2012-03-01 18:21:08 (1494 ヒット)

以下、引用です。

 厚労相は29日、契約社員や派遣社員など有期雇用に関する制度改正案について、労働政策審議会へ諮問した。期間を定めた有期雇用の契約通算期間が5年を超えた場合、労働者が申し出れば、期間を区切らない無期雇用へ転換できるようにするのが柱。

 厚労省は3月5日に答申を受け、通常国会に労働契約法改正案を提出する予定。2013年春ごろの施行を目指す。

(2月29日 ニュース)


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