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セクハラ・パワハラニュース : 「パワハラでうつ病発症、その後自殺」 遺族、東京日野自動車・支店長を提訴 さいたま
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東京日野自動車岩槻支店(さいたま市岩槻区)に勤務していた島村昌良さん(当時47)が09年6月に自殺したのは、上司によるパワーハラスメントや会社の安全配慮義務違反などがあったためだとして、妻英子さん(50)ら遺族が、同社と当時の岩槻支店長の男性に計約8200万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。提訴は13日付。
訴状によると、04年にうつ病を発症し、治療を続けながら勤務していた島村さんは、06年ごろ赴任してきた支店長に、休日に開催される会社行事への参加を強制されるなどしていたと指摘。自殺する2、3カ月ぐらい前からは、島村さんへの叱責(しっせき)が激しくなったと主張した。その上で、うつ病の島村さんに対する支店長のパワーハラスメントが自殺につながったとして、支店長と職場環境に関する安全配慮義務などを怠った会社側に損害を賠償する責任があるとしている。
島村さんに対しては、埼玉労働局が今年5月、長時間労働が強度の心理的負担になってうつ病を発症し、完治しないで経過した後、自殺に至ったと判定。春日部労働基準監督署が昨年2月に行った労災保険の不支給決定を取り消し、労災として認定した。
原告で島村さんの妻英子さんは、埼玉新聞の取材に「夫のほかにも、パワハラに遭った社員がいると聞いている。会社側から謝罪してもらい、環境改善などを通じて体質を変えてほしいので、提訴に踏み切った」と説明。東京日野自動車管理部は「社内で調査を行ったものの、パワハラは確認できていない。提訴されたことは残念だが、訴状の内容を見てから対応を検討したい」とコメントした。
(9月15日 埼玉新聞)
セクハラ・パワハラニュース : 宮崎市職員50代男性職員が10代女性臨時職員にセクハラ 宮崎地裁認定
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宮崎県串間市の50代男性職員が、10代の女性臨時職員(当時)にセクハラをしたとして、宮崎地裁日南支部が慰謝料50万円の支払いを命じる判決を言い渡していたことが6日、分かった。判決は8月28日付。市は男性職員の処分を検討している。男性職員側は控訴の意向。
判決によると、平成20年4月、新人歓迎会で男性職員は「おまえを抱きたい。これからどこかに行こうか。みんなには内緒だから大丈夫」と肉体関係を迫り、翌日に「あの発言は冗談じゃない」と発言した。
高橋心平裁判官は「勤務先の上下関係を背景に人格権を侵害する不法行為」と判断した。
女性は平成21年に退職。男性職員は女性がブログにセクハラ行為に関する虚偽の記事を掲載したとして損害賠償を求めていたが、棄却された。
(9月6日 SankeiBiz)
セクハラ・パワハラニュース : 東京銀蔵元社長のセクハラ認定 元社員が逆転勝訴 会社にも責任有り
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ブランド品の販売、買い取りなどを手掛ける「銀蔵」(本店・東京都新宿区)の当時の社長(35)らから性行為を強要されたとして、元社員の女性(27)が元社長らと同社を相手に計約8800万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が29日、東京高裁であった。福田剛久裁判長は、請求を棄却した一審東京地裁判決を変更し、元社長と同社に計330万円を支払うよう命じた。
福田裁判長は、当時女性は同社への入社が内定しており、元社長の性行為の要求をやむなく受け入れたと認定し、同意があったとは言えないとした。職場でのセクハラに対する意識が希薄で、防止に向けた方針の周知も不十分だったとして、同社の責任も認めた。
一審東京地裁は、女性の同意があったなどとして、元社長らの責任を否定していた。
(8月29日 時事ドットコム)
セクハラ・パワハラニュース : 奈良県立医大女性教授 パワハラ!部下の講師に「資質ない」と退職迫る
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奈良県立医大は23日、医学部看護学科の女性教授(41)が直属の部下にパワーハラスメント(職権による人権侵害)をしたとして、停職1か月の懲戒処分にしたと発表。処分は16日付。
大学によると、教授は昨年2〜3月、40歳代の女性講師に「資質がない」とメールで退職を迫り、講師の連絡箱に他大学の教員募集の案内を入れるなどのパワハラを計5回繰り返した。
講師は抑うつ状態となり、昨年2月、大学に相談。大学は翌月、教授と講師の職場を別にしたが、教授はその後も退職を迫るメールを5回送り、文書も1回、講師あてに郵送した。講師は今年3月末に退職した。
教授は大学の調査に事実関係を認めたが、「パワハラをした認識はない」と話しているという。大学の大西峰夫理事は「誠に遺憾。再発防止に努めたい」と話している。
(8月23日 読売新聞)
セクハラ・パワハラニュース : 東大男性准教授、セクハラで懲戒処分・減給(半日分)
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30日発表、東京大学は、学内の研究所に所属する40代の男性准教授が大学院の女子学生にセクシュアル・ハラスメントをしたとして、減給(半日分)の懲戒処分にした。
東大によると、准教授は2008〜09年、共同研究していた女子学生に対し、「過去に受けたセクハラをほかの学生に話せ」と促したほか、バックアップ用に貸した私物のハードディスクにわいせつ画像を保存したままにしていた。さらに研究室を休みがちになった女子学生に対し、准教授は口頭で不満をぶつけ、精神的苦痛を与えたという。
(7月30日 朝日新聞)