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セクハラ・パワハラニュース : 東京銀蔵元社長のセクハラ認定 元社員が逆転勝訴 会社にも責任有り
以下、引用です。
ブランド品の販売、買い取りなどを手掛ける「銀蔵」(本店・東京都新宿区)の当時の社長(35)らから性行為を強要されたとして、元社員の女性(27)が元社長らと同社を相手に計約8800万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が29日、東京高裁であった。福田剛久裁判長は、請求を棄却した一審東京地裁判決を変更し、元社長と同社に計330万円を支払うよう命じた。
福田裁判長は、当時女性は同社への入社が内定しており、元社長の性行為の要求をやむなく受け入れたと認定し、同意があったとは言えないとした。職場でのセクハラに対する意識が希薄で、防止に向けた方針の周知も不十分だったとして、同社の責任も認めた。
一審東京地裁は、女性の同意があったなどとして、元社長らの責任を否定していた。
(8月29日 時事ドットコム)
その他ニュース : 希望者全員65歳まで継続義務化 高齢者雇用法改正案 29日成立
以下、引用です。
参院厚生労働委員会は28日、60歳などで定年を迎えた社員のうち、働きたい社員全員の65歳までの継続雇用制度の導入を企業に義務付ける高年齢者雇用安定法の改正案を民主、自民、公明3党などの賛成多数で可決した。29日の参院本会議で可決、成立する見通し。2013年4月に施行する。
改正案は、企業が継続雇用者を労使協定で定めた基準で選別できる現行の仕組みを廃止。現在60歳の厚生年金の支給開始年齢が、13〜25年度に段階的に65歳まで引き上げられることを踏まえ、年金も仕事の収入もない状況が生じるのを防ぐ。
ただ、企業の負担軽減に向け年金支給開始年齢の移行期間中は、65歳より前に年金を受け取れる場合は、現行の仕組みを引き続き適用することを容認。継続雇用先の範囲は、現行の定年を迎えた会社と子会社から、グループ会社全体に広げる。
(8月28日 時事ドットコム)
社会保険ニュース : 健康保険・厚生年金保険料額表 兵庫・大阪 平成24年9月〜
その他ニュース : 懲戒免職の退職金不支給認める 酒気帯び運転の元教頭、逆転敗訴 二審
以下、引用です。
酒気帯び運転で懲戒免職とされた京都市立中学の元教頭が、退職金を全額不支給とした同市教育委員会の処分は不当と訴えていた訴訟の控訴審判決が24日、大阪高裁であった。田中澄夫裁判長は「裁量権を乱用したものとはいえない」として、元教頭の訴えを認めた一審京都地裁判決を取り消し、請求を棄却した。
田中裁判長は「元教頭は相当量飲酒し運転しており、人身事故の危険性もあった」と指摘。「それ以前の勤務状況が良好であったことなどを考慮しても、処分が著しく妥当性を欠くとは認められない」と結論付けた。
(8月24日 時事ドットコム)
労災ニュース : 阪神大震災の復旧作業で中皮腫 アスベスト労災認定 西宮労働基監督署
以下、引用です。
95年の阪神大震災で被災した建物の復旧作業に約2カ月間従事し、アスベスト(石綿)関連がんの中皮腫で11年に死亡した兵庫県宝塚市の男性(当時65歳)について、西宮労働基準監督署が労災認定していたことが24日、分かった。支援団体のNPO法人「ひょうご労働安全衛生センター」によると、震災復旧作業に関連した石綿疾患での労災認定は3例目。わずか2カ月の作業で発症しており、阪神大震災だけでなく東日本大震災の被災地での被害拡大が懸念される。
同センターや男性の妻(67)、西宮労基署によると、男性は1965年から流通業界で働き、74年に退職。その後は自営で衣料品販売をしていた。95年1月の阪神大震災後に知人の依頼を受け、同年2月から約2カ月間、アルバイトで復旧作業に携わった。神戸市などで倒壊家屋の屋根瓦や廃材の片付け、マンションの改修工事に従事。10年10月ごろからせきが出るようになり、昨年1月に悪性胸膜中皮腫と診断され、同年10月に死亡した。男性は生前、労基署に「マンションの改修工事で、特にほこりや粉じんがすごかった」と説明したという。
(8月24日 毎日新聞)