新着情報
セクハラ・パワハラニュース : パワハラ4人に1人経験有り 46%が泣き寝入り 厚労省初の調査
以下、引用です。
厚労省は12日、職場でのいじめや嫌がらせなどパワーハラスメントに関する初の実態調査を発表した。過去3年間にパワハラを受けたとする人は全体の25.3%、うち46.7%が会社への相談など対応策を「何もしなかった」と回答。半数近くが悩みを抱え込んでいる実態も浮き彫りになった。
一方、過去3年間にパワハラ相談を1件以上受けた企業は45.2%、パワハラに該当する事案が実際にあった企業は32.0%だった。
厚労省は上司らによるささいな注意や叱責をパワハラと受け止める従業員もいると分析。会社に相談せず、泣き寝入りが多いことには「内容が相手に筒抜けになったり、勤務評定に響いたりすることを懸念する人が多いためではないか」(労働条件政策課)とみている。
(12月12日 時事ドットコム)
労災ニュース : 印刷業関与者 胆管がん 新たに労災請求4件 計56件に 厚労省発表
以下、引用です。
印刷会社の従業員らに胆管がんの発症が相次いでいる問題で、厚労省は11日、印刷業に従事して胆管がんを発症したとして、新たに4人の労災請求があったことを明らかにした。これにより、労災請求は計56人(うち35人が死亡)となった。
新たに請求された4人のうち1人は、胆管がんが多発した大阪市の校正印刷会社「サンヨー・シーワィピー」の30代の男性従業員。他の3人は、60代2人、70代1人で、いずれも遺族からの請求だった。
(12月11日 SankeiBiz)
労災ニュース : 「長時間労働・パワハラでうつ病自殺」両親が東北大を提訴 仙台地裁
以下、引用です。
東北大薬学部の助手だった男性(当時24)がうつ病で自殺したのは、長時間勤務と上司のパワハラなどが原因として、男性の両親が11日、大学に約1億円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こした。
遺族は2009年に労災申請し、宮城労働局は「業務上の心理的負荷が強い」として過労自殺と認定している。
訴状によると、男性は07年6月、指導教授の勧めで薬学部の博士課程を退学し、助手に就任。半年後、大学病院9階から飛び降り自殺した。直前2カ月の時間外労働は104時間、97時間だった。また、指導教授らからの嫌がらせでストレスが深刻化しうつ病になったとして、大学側に安全配慮義務違反があったと主張している。
男性の父親(57)は「息子の後輩や同僚が二度と同じ苦労をしないよう、大学には未然防止に努めてほしい」と話している。
(12月11日 時事ドットコム)
労働法ニュース : 関越道バス事故の運行会社「陸援隊」の社長書類送検 労基法違反の疑い
以下、引用です。
4月に群馬県の関越自動車道で46人が死傷した高速ツアーバス事故を受け、運転手に法定時間を超える時間外労働をさせていたとして、成田労働基準監督署は6日、労働基準法違反の疑いで、千葉県印西市のバス会社「陸援隊」(事業許可取り消し)と、社長の針生裕美秀被告(55)道路運送法違反などの罪で起訴を千葉地検に書類送検した。
送検容疑は4月15・27の両日、河野化山被告(自動車運転過失致死傷などの罪で起訴)ら運転手2人に、労使協定を結ばないまま法定時間を約3〜5時間超える時間外労働をさせたとしている。
同月29日のツアーバス事故で河野被告が「居眠りしてしまった」などと供述していたことから、同署などが労働実態について調査を進めていた。同署によると常習的に時間外労働が行われていたとみられる。
(12月6日 SankeiBiz)
労災ニュース : 石綿(アスベスト)労災 936事業場を公表 厚労省
以下、引用です。
厚労省は28日、発がん性のあるアスベスト(石綿)で健康被害を受け、2011年度に労災認定などを受けた人が働いていた936事業場の名前を公表した。新たに認定者を出した事業場は、全体の7割を超す697事業場だった。
11年度に労災認定を受けた人は1105人。うち164人は認定時に亡くなっていた。今回の集計から、じん肺で労災認定された人のうち、石綿肺と判断された人数が加わっている。これとは別に、労災の時効を過ぎた遺族には石綿健康被害救済法(石綿新法)に基づいて特別遺族給付金が支給されており、その認定数は39人だった。
症状別では>>>
・肺がん423人
・中皮腫555人
・良性石綿胸水42人
・びまん性胸膜肥厚51人
・石綿肺73人
認定者数は累計で、1万82人にのぼる。
認定者の勤め先は計1005事業場。事業場名が分からなかったり自営業だったりしたものは除いた。05年の初公表からの累計は6283事業場となった。石綿の使用は現在禁止されているが、1990年代まで建材などとして広く使われていた。石綿関連の病気は、石綿を吸い込んでから30〜40年後に発症することが多く、今後も発症者の増加が予想される。
(11月29日 朝日新聞)