新着情報
その他ニュース : 奈良市が静脈認証で出退勤管理 うその勤務報告を防止 環境部職員対象
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奈良市は7日、ごみ収集などを担当する環境部の職員約260人を対象に、出退勤時のタイムカードの記録に静脈認証付きの機器を4月にも導入すると発表した。
同部では、別の職員にタイムカードの記録を頼み、うその勤務時間を報告しているとの指摘があり、不正防止のための処置。
公務員の出退勤管理に静脈認証を使う取り組みについて、総務省は「聞いたことがない」としている。
環境部では現在、出退勤時に職員のICカードを機器にかざし時間を記録。新たな機器は、手のひらなどの静脈の情報で本人確認し、別の職員による不正記録を防ぐ。また勤務中の「中抜け」防止に監視カメラ2〜3台を設置。
(2月7日 共同通信)
労働法ニュース : 香川さぬきうどん店 9割労働基準法違反 監督指導 香川労働局
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香川労働局は6日、香川名物のさぬきうどん店40店を対象に2012年4〜12月、監督指導を実施したところ、90%に上る36店で従業員に労働条件を明示しないなどの労働基準法違反が見つかったと発表した。既に全店が是正しているという。
同労働局によると、
違反は、
・労働条件を明示していなかったケース
・労使協定を結んでいないのに時間外労働をさせている
・従業員に健康診断を受けさせていない
といった内容だった。
40店のうち従業員がパートやアルバイトだったのは81%。客が集中する昼の短時間だけに雇用しているケースもあるとみられる。
(2月6日 共同通信)
労災ニュース : 賠償求め提訴 過労死基準上回る残業時間(135時間)でうつ病発症 餃子の王将社員
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関西中心に中華料理チェーン「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(京都市)の男性社員(27)が5日、長時間業務で鬱病(うつびょう)を発症し、休職に追い込まれたとして、同社を相手取り約2300万円の損害賠償を求め、京都地裁に提訴した。
訴状によると、男性は約10カ月のアルバイト期間を経て、平成22年1月から京都府南部の店で正社員として勤務。スタッフ数が少ない調理場やメニューを考案する担当などを掛け持ちし、精神的な負担を強いられ、23年4月から休職した。同月に医師から鬱病と診断された。
男性が店長に退職を申し出た同年1月までの過去6カ月間の平均残業時間は厚労省が定めた過労死基準を上回る約135時間で、24年2月には京都南労基署が労災認定した。
弁護側は、鬱病の発症は長時間の過重労働に起因すると主張。王将側は「事実確認ができておらず、現状では何も答えられない」としている。
(2月5日 SankeiBiz)
社会保険ニュース : 厚生年金基金 政府与党が最終判断へ 一部存続論を併記
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厚生年金基金を全て解散させ制度を廃止するとした厚生労働省の改革試案をめぐり、厚労相の諮問機関である社会保障審議会の専門委員会が、廃止賛成が多数だったとする一方、一部基金の存続を求める意見を意見書素案に併記したことが30日分かった。
専門委は2月1日にも意見書をまとめる。政府、与党はこれを受けて全面廃止の是非を最終判断し、関連法案を今国会に提出したい考えだ。
厚労省試案は、民主党政権下の昨年11月に公表。10年後に制度を廃止するとした。
(1月30日 共同通信)
労災ニュース : 残業251時間 JTBグループ社員 失踪後練炭自殺 労災認定
以下、引用です。
旅行代理店大手JTBのグループ会社「JTB法人東京(現JTBコーポレートセールス)」に勤務していた東京都の男性(当時40)が自殺したのは長時間労働が原因として、新宿労働基準監督署が労災認定したことが30日、分かった。決定は昨年10月12日付。
労基署は、自殺前1カ月の時間外労働を251時間と認定。遺族側の弁護士は「これほど長時間の認定は極めてまれ」と話している。弁護士によると、男性は団体旅行の営業を主に担当。課長に昇進した2011年2月、ニュージーランドで大地震が起き、ホームステイを予定していた高校の日程調整など負担が集中したという。男性は同年3月に失踪し、練炭自殺した。
記者会見した妻によると、会社に泊まったり、自宅で朝まで仕事をし、1時間仮眠して出勤したりする日々だったという。妻は「過労自殺の防止策の必要性を社会に知ってほしい」としている。
JTBコーポレートセールスの話 既にご遺族に真摯(しんし)に対応してきた。
(1月30日 時事ドットコム)