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日立ビルシステム自殺の社員 過重労働が原因と労災認定 厚木労基署

投稿日時: 2014-09-16 18:25:43 (6899 ヒット)

以下、引用です。

  10日、厚木労働基準監督署(神奈川県厚木市)が日立ビルシステム(東京都千代田区)の社員だった20代の男性が自殺したのは過重労働が原因だとして労災認定していたことが分かった。男性はエレベーターの保守、点検などを行うメンテナンスエンジニアとして勤務しており、「東日本大震災以降、エレベーターの保守点検の業務が増大している」と代理人は労災の背景を指摘。

  男性は、高校を卒業後、同社厚木営業所で勤務し、2013年1月から人手不足を理由に他の部署の応援業務を行っていた。同年3月は週6日勤務で、残業時間は約120時間に達し、寒さや肉体労働で疲弊したという。4月に元の部署に戻ったが、仕事でミスなどもあり同月に自殺。労基署は、仕事量の著しい増加や長時間労働が原因で精神疾患を発症したとして労災認定したという。

 「労災認定はわずかな慰めにはなっても、息子を失った悲しみは心に重くのしかかっている。従業員が健全に働ける社会に変わることを望みます」と遺族はコメントしている。

 日立ビルシステム広報部は「決定の内容を確認した上で、会社として適正に対応したい」と話している。

(9月10日 毎日新聞)