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安全対策を怠った 元社員ら川崎重工を提訴 石綿(アスベスト)被害 神戸地裁

投稿日時: 2014-07-24 19:12:19 (1410 ヒット)

以下、引用です。

  22日、アスベスト(石綿)で健康被害を受けたのは川崎重工業(神戸市)が安全対策を怠ったためだとして、元社員の吉田嘉忠さん(72)同市垂水区ら3人が同社に慰謝料など総額約9500万円の損害賠償を求め、神戸地裁に提訴した。

 他の原告は、悪性胸膜中皮腫で2012年6月に67歳で死亡した元社員の男性の遺族2人(兵庫県在住)。

 訴状などによると、吉田さんは1960年代、石綿粉じんが舞う同社造船工場で船内電気工事など、男性はボイラーの溶接作業などに従事。ともに悪性胸膜中皮腫と診断され、労災認定された。

 3人は「川重は石綿粉じんの危険性を予見できたのに、立ち入り禁止措置や安全教育などを怠った」と主張。吉田さんは記者会見で「謝罪もなく、納得いかない。他に裁判を起こしたい被害者もいるはずだ」と語った。

 川崎重工業は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。

(7月22日 毎日新聞)