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アスベス(石綿)建設現場で中皮腫に罹患 本人・遺族167人が賠償提訴

投稿日時: 2014-05-16 19:26:51 (1164 ヒット)

以下、引用です。

 建設現場でアスベスト(石綿)により肺がんや中皮腫に罹患(りかん)した首都圏の元建設作業員160人(うち68人が死亡)について、本人とその遺族167人が15日、国と建材メーカー43社に総額約60億円の賠償を求める訴訟を東京、横浜両地裁に起こした。首都圏の建設現場での石綿被害で第2陣の集団提訴。元作業員らは東京、神奈川、埼玉、千葉各都県の大工や左官ら。

 元作業員側は訴状で、国は石綿吹き付け作業の危険性と規制の必要性を認識しながら全面禁止措置を設けなかったと主張。メーカーは発がん性の警告を行わず、不使用義務に反し石綿建材の製造・販売を続けたとした。

 第1陣訴訟の横浜地裁は2012年5月に元作業員側敗訴とし、東京地裁は同年12月、国の責任を一部認めつつメーカーの責任を否定、10億円余の支払いを命じた。

(5月15日 毎日新聞)