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データ改ざんで2人懲戒解雇・3人諭旨解雇 75人を大量処分 JR北海道

投稿日時: 2014-01-22 18:15:04 (1471 ヒット)

以下、引用です。

 JR北海道は21日、函館線大沼駅(七飯町)構内で昨年9月に起きた貨物列車脱線事故を契機に発覚したレール検査のデータ改ざん問題に絡み、脱線現場のデータを事故直後に書き換えた社員2人を懲戒解雇、2人の上司ら3人を諭旨解雇にするなど、保線担当の社員56人を同日付で処分したと発表した。

 役員13人についても、2月までとしていた最高50%の報酬削減を5月まで継続。過去に保線担当の同社工務部長を務めたグループ会社の役員6人も、3カ月間の報酬減額とし、計75人の大量処分となった。列車の安全運行に絡む処分は過去に例がないという。

 札幌市の本社で記者会見した野島誠社長は「データの書き換えはあってはならないこと」などと謝罪。同社は同日午前、国土交通省からJR会社法に基づく初の監督命令と鉄道事業法に基づく事業改善命令を受けたが、同社長は「安全な鉄道づくりに取り組むことが使命だ」と述べ、辞任の考えがないことを強調した。

 同社によると、データ改ざんについて795人の保線担当社員を対象に行った調査の結果、過去の例も含めると社内44カ所の保線現場担当部署の4分の3に当たる33カ所で改ざんが行われていたことが判明。対象社員の16%に当たる129人が、現在または過去の職場で「データ書き換えを行ったことがある」と答えたという。

(1月21日 時事ドットコム)