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労災認定された胆管がん 補償一部合意 大阪の印刷会社

投稿日時: 2013-09-27 16:14:06 (1431 ヒット)

以下、引用です。

 大阪市中央区の印刷会社、サンヨー・シーワィピーの現元従業員17人が胆管がんを発症(うち9人死亡)し、労災認定された問題で、同社は24日、在職死亡した元従業員1人の遺族に1000万円、発症した現職の従業員2人にそれぞれ400万円の補償金を支払い、示談が成立したことを明らかにした。今年3月に同社の山村悳唯(とくゆき)社長が謝罪した上、「道義的な責任を感じる」として補償する考えを表明していた。示談の成立と、補償の提示額が表面化したのは初めて。

 一方、発症者のうち13被害者(6患者、7遺族)は「胆管がん被害者の会」を結成し今年4月から会社側と話し合いを続けているが、同社によると、補償はまとまっていない。

 同社によると、補償額の提示は今年8月下旬から9月上旬に行い、▽死亡者は1000万円▽患者は400万円(万が一亡くなった場合、さらに600万円)の内容だった。今回の3被害者とは今月17〜19日に合意し、既に補償金を支払い、示談が成立したという。

 同社側は「胆管がん発症は化学物質の使用時に予見できなかったので、安全配慮義務違反など民事上の責任があるとは断定できないが、長年会社に貢献してくれた社員ヘの補償責任を十分にするため、補償を提示し、支払った」と話した。

(9月24日 毎日新聞)