国民健康保険と健康保険への再編を決定 高齢者医療制度の動向 厚労省中間報告
投稿日時: 2010-08-24 19:17:07 (1773 ヒット)
75歳以上が対象の後期高齢者医療制度に代え2013年4月から導入する予定の新制度について、厚生労働省の「高齢者医療制度改革会議」(座長・岩村正彦東大大学院教授)は20日、中間報告を正式にまとめた。
現役世代と同様、高齢者も働き方に応じて加入先を国民健康保険(国保)と、企業の健康保険組合など被用者保険に再編するのが柱。
- 75歳以上約1400万人のうち、8割強に当たる自営業や無職の人ら約1200万人は国民健康保険
- 会社員やその扶養家族約200万人は健康保険(被用者保険)に移る
ただ、全国知事会からの委員である神田真秋愛知県知事は、市町村が運営する国保を都道府県単位で広域化する点などに反対する意見書を提出。厚労省は将来的に国保の運営主体を都道府県にしたい考えで、今後、調整は難航しそうだ。
厚労省は12月に最終報告をまとめ、11年の通常国会に法案を提出する方針。
(8月21日)
この記事に関連した記事
- 2013年度導入目標 新高齢者医療制度70〜74歳、窓口2割 厚労省案【続報】 (2010-10-26 19:44:30)
- 厚生年金 加入期間70歳以上も 受給年齢見直しに合わせ (2019-04-25 13:19:22)
- 遺族補償年金訴訟 男女差は合憲 最高裁初判断 (2017-03-23 19:00:23)
- 遺族補償年金 受給要件男女差訴え (2017-03-09 19:30:22)
- 年金 年金額の抑制強化へ 改革法成立 現役賃金下がれば減額 (2016-12-16 19:11:25)
- 高額医療 外来負担上限2倍に 70歳以上の一般所得者 (2016-11-30 20:25:57)
- 高額医療 外来負担上限2倍に 70歳以上の一般所得者 (2016-11-30 18:01:44)
- 介護休業を知らない40代が8割 低い取得率を裏付ける結果に 民間ネット調査 (2016-11-24 18:38:38)
- 育児休業の期間 最長で2年 厚労省 (2016-11-22 19:31:24)
- 年金受給に必要な保険料支払期間 10年に短縮へ (2016-09-28 18:31:04)
- 国民年金保険料 強制徴収を拡大 所得300万円以上に 納付率上げ (2016-09-23 18:14:03)