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仕事と介護の両立、半数以上の介護者「できない」 厚労省調査

投稿日時: 2010-08-13 19:30:35 (1946 ヒット)

 仕事と介護が両立できていると実感している人が仕事を持つ介護者の半分にも満たないことが、8月11日までに厚生労働省の調査で明らかになった。

 特に認知症の要介護者をケアしている場合では、6割近くが「介護と仕事のどちらかが、おろそかになっている」「いずれもおろそかになっている」と回答。

認知症の介護と仕事との両立の難しさが、改めて裏付けられた形だ。

 厚労省は今年2月、全国の30―64歳の男女のうち、「65歳以上で、何らかの介護が必要な人が、本人か配偶者の家族にいる人」を抽出。その中から、介護者として家族のケアに当たっている人を選び、就労状況などについてアンケート調査を実施し、3676人から有効回答(在職者2727人、離職者949人)を得た。
 

介護休業制度、ほとんど利用されず
介護休業の取得についてアンケートした項目では、

  • 「現在、取得しているか、過去にしたことがある」人は、全体の5.8%
    (実際の利用率はさらに低い可能性がある。

介護休業を取得しない理由

  • 「制度があることを知らなかった」32.6%
  • 「年次有給休暇等を取得すれば介護に対処できる」18.0%
  • 「収入が減ってしまう」17.2%
  • 「同僚に迷惑をかけるのではないかと思う」15.77%

(8月11日 キャリアブレイン)