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石綿(アスベスト)労災 936事業場を公表 厚労省

投稿日時: 2012-12-03 09:30:57 (1482 ヒット)

以下、引用です。

 厚労省は28日、発がん性のあるアスベスト(石綿)で健康被害を受け、2011年度に労災認定などを受けた人が働いていた936事業場の名前を公表した。新たに認定者を出した事業場は、全体の7割を超す697事業場だった。

 11年度に労災認定を受けた人は1105人。うち164人は認定時に亡くなっていた。今回の集計から、じん肺で労災認定された人のうち、石綿肺と判断された人数が加わっている。これとは別に、労災の時効を過ぎた遺族には石綿健康被害救済法(石綿新法)に基づいて特別遺族給付金が支給されており、その認定数は39人だった。

症状別では>>>

・肺がん423人
・中皮腫555人
・良性石綿胸水42人
・びまん性胸膜肥厚51人
・石綿肺73人

認定者数は累計で、1万82人にのぼる。

 認定者の勤め先は計1005事業場。事業場名が分からなかったり自営業だったりしたものは除いた。05年の初公表からの累計は6283事業場となった。石綿の使用は現在禁止されているが、1990年代まで建材などとして広く使われていた。石綿関連の病気は、石綿を吸い込んでから30〜40年後に発症することが多く、今後も発症者の増加が予想される。

(11月29日 朝日新聞)