2009年度 国民年金保険料 実質納付率43%
投稿日時: 2010-08-11 08:30:02 (1659 ヒット)
過去最低の59・98%に落ち込んだ2009年度の国民年金保険料の納付率について、所得が低いため納付の全額免除や猶予を受けている人の分を除外せず算出した場合、実質的な納付率は43・4%となることが9日、厚生労働省の試算で分かった。08年度の45・6%から2・2ポイント低下した。50%割れは4年連続。
「実質納付率」をめぐっては、野党時代の民主党が「政府発表は実態を反映していない」と批判、試算が公表されるようになった。今回は民主党が与党になって初めて公表した数字だが、厚労省は「正式な納付率は、あくまで59・98%」としている。
年代別では、実質納付率が最も高いのは55〜59歳で57・7%
若くなるほど低くなり20〜24歳では学生納付特例などの猶予制度の影響もあって23・0%となった。
09年度末現在、国民年金の加入者は1985万人で、うち全額免除者は335万人、猶予者は200万人。納付時効の2年間滞納を続け、一切支払わなかった未納者は321万人いた。
(8月9日 共同通信)
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