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神奈川県、フレックスタイム実施へ…都道府県初

投稿日時: 2010-08-05 08:40:07 (4041 ヒット)

 神奈川県の松沢成文知事は3日の定例記者会見で、午前7時出勤も認める「県庁版フレックスタイム」を9月から実施すると発表した。

 都道府県初の試みといい、知事は「勤務時間を意識して働くことにより、業務の効率化を図りたい」としている。

 出社、退社時間を自由に決められる労働基準法上のフレックスタイム制地方公務員に適用されないが、1か月単位で勤務形態を定める変形労働時間制は認められている。

 県庁版フレックスタイムは、現行の午前8時半―午後5時15分勤務に加え、早出の午前7時、同7時半、同8時出勤と、遅出の同9時、同9時半、同10時出勤の6パターンを用意。職員の申し出に基づき、課長クラスが課内の業務を勘案し、1か月単位で時差出勤を認める。7時間45分の勤務時間は変わらないが、終業時間は、午前7時出勤で午後3時45分、午前10時出勤で午後6時45分と、最大で3時間の開きが出る。

 県は、5〜6月に職員189人で試験実施した。

  • 「出勤時の混雑を避けられた」
  • 「早く出勤し業務に集中できる時間が増えた」
  • 「家族との時間が持てるようになった」

など継続を望む声が多く、本格導入することになった。

 知事は記者会見で「県民サービスに影響を及ぼさないことが大前提。ワーク・ライフ・バランスの充実で、より創造的な県政運営に生かしてほしい」と期待を込めた。

(8月4日 読売新聞)