HOME  > 新着情報  > 労働法ニュース  > 女性国会議員と不倫報道で元関西学園教諭解雇 「解雇は合理的」 岡山高裁
アーカイブ | RSS |

女性国会議員と不倫報道で元関西学園教諭解雇 「解雇は合理的」 岡山高裁

投稿日時: 2012-03-26 21:57:53 (1418 ヒット)

以下、引用です

 女性国会議員との不倫報道などを理由に解雇されたのは不当として、岡山市内の元私立学校教諭の男性(46)が、学校法人「関西学園」を相手取って地位確認などを求めた訴訟の控訴審判決が22日、広島高裁岡山支部であった。

片野裁判長は「解雇処分は合理的」と述べ、同学園に解雇無効と未払い賃金など約4000万円の支払いを命じた1審・地裁判決を変更し、解雇前に限った未払い賃金など約1500万円の支払いを命じた。

 判決文によると、男性は、有給休暇中の2007年4月、労働条件の改善を専門機関に申し立てたことなどから、同7月に解雇された。同12月、「解雇は無効」として提訴したが、同9月頃、民主党の女性参院議員との不倫関係が判明したことから、学園側は「不倫は教職員の資質に欠ける根拠の一つ」と主張していた。

 1審判決は「不倫は解雇理由として重要視されておらず、これのみで資質に欠けると結論づけられない」としていたが、控訴審判決で、片野裁判長は「思春期の生徒を指導する教職員が不倫関係を持つことは、適格性に大きく影響する」との判断を示した。

 判決後、関西学園は「主張が認められ満足している」とコメント。男性側は判決を不服として上告する方針。

(3月23日 読売新聞)