HOME  > 新着情報  > 労働法ニュース  > アリコ元役員 労働者と位置付け 競合他社への転職禁止は無効 退職金支払い命令
アーカイブ | RSS |

アリコ元役員 労働者と位置付け 競合他社への転職禁止は無効 退職金支払い命令

投稿日時: 2012-01-16 19:39:09 (2281 ヒット)

以下、引用です。

 競合他社に転職した場合は退職金を支払わないとする取り決めは不当として、外資系生命保険大手アリコジャパン(現メットライフアリコ)の元執行役員の男性(49)が、米国本社に退職金約3000万円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁(光本洋裁判官)は13日、取り決めは無効と判断し、全額の支払いを命じた。

 原告側代理人によると、執行役員について同様の取り決めの有効性が判断されたのは初めてとみられる。

光本裁判官は

⇒勤務状況などから男性を労働者と位置付け、取り決めは職業選択の自由を害すると判断した。

 被告側は、ノウハウや顧客情報の流出を防ぐ目的があると主張したが、「相当高い地位だが、機密性を要する情報に触れる立場ではなく、正当とは言えない」と退けた。

(1月13日 ニュース)