雇用調整助成金に対する教育訓練加算下げ 年内にも 平成22年7月時点
投稿日時: 2010-07-20 18:15:21 (2305 ヒット)
厚生労働省は企業向けに支給する雇用調整助成金のうち、教育訓練加算額を年内にも引き下げる方針を固めた。
現在の支給額(教育訓練の対象者1人当たり)は
- 大企業⇒1日4千円
- 中小企業⇒1日6千円
だが、どちらも1,200円に減額する。
企業にとって全体の教育訓練費の減額幅は2〜3割以上となる。金融危機で深刻な状況に陥った雇用情勢が持ち直しつつあると判断。雇調金の支給要件の見直しを含め、労働政策を平時に戻す「出口戦略」の検討を本格化させる考えだ。 厚労省は手厚い教育訓練費を出したままでは、介護や福祉など人手が足りない分野への転職が停滞しかねないとみている。 不正受給を防ぐ狙いもある。09年度は91事業所で7億円超の不正受給があった。実際には教育訓練をしていないのに「実施した」と申請する不正が多かった。
(7月20日 日本経済新聞)
この記事に関連した記事
- 雇用調整助成金 教育訓練費支給費引き下げ予定 平成23年4月〜 (2011-01-17 08:34:54)
- ボランティア休暇 就業規則に定め 定額20万円助成 東京都 (2019-05-22 11:42:51)
- くるみん認定を厳格化 4月からユースエールも 厚労省 (2017-03-14 18:40:44)
- 成果型賃金導入に助成 生産性向上へ最大130万円 厚労省 (2017-01-18 19:15:21)
- 非正規の手当に助成 正社員と共通制度化で (2017-01-10 19:47:57)
- 65歳超雇用推進助成金 (定年延長65歳へ) 平成28年10月から (2016-11-01 09:42:53)
- 厚生労働省 キャリアップ助成金 業務改善助成金を拡充へ (2016-09-06 12:11:45)
- 被災した熊本県内の企業 雇用維持のための助成金 厚労省 (2016-04-26 19:27:52)
- 人員削減支援の人材会社 退職指南の場合は助成金不支給に 厚労省方針 (2016-03-09 20:02:36)
- 労働移動支援助成金 退職強要防止へ厳格化 厚労省 (2016-02-25 18:09:47)
- 主婦の就労拡大狙い企業へ助成金 130万円の壁対策 (2015-12-08 19:19:22)