平成24年10月から 年金物価下落分を反映⇒減額 社会保障改革案を決定
以下、引用です。
20日、年内をメドにまとめる社会保障と税の一体改革素案のうち、社会保障改革案を決めた。過去の特例措置で支給額が本来の水準より高くなっている年金は、来年10月分(12月支給)から減額して、本来の支給水準に戻すことを明記した。外来患者に受診1回あたり100円の追加負担を求める制度の導入など、一部の負担増となる改革は民主党の意向で見送った。
年金は物価変動に合わせて支給すると法律で決まっているが、特例を設けて物価下落分を反映していない時期があったため、現在の支給額は本来より2.5%多くなっている。支給額は2014年度までに本来の水準に戻す。ただ、これまで過剰に支払った分は減らない。
社会保障改革の多くは消費税の引き上げと同時に実施する。基礎年金の平均年額に達しない年収65万円未満の高齢者には、年金を月額1万6千円加算する。幼稚園と保育園を一体化して「こども園」をつくり、若い世代の子育て支援を拡充する。
一方、高額医療の患者負担軽減策の財源として想定していた100円の追加負担は、民主党の反対が強く盛り込まれなかった。このため、高額医療の負担軽減は規模を縮小し、年収300万円以下の人を対象にする。70〜74歳の医療費の窓口負担割合を1割から2割に引き上げることも民主党の反対が強く、来年度は実施しない。
(12月20日 ニュース)
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