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アスベスト・石綿時効救済10年間延長へ2016年まで 改正案提出

投稿日時: 2011-08-23 21:20:03 (1761 ヒット)

以下、引用です。

 アスベスト(石綿)関連疾患の患者が原因に気付かずに死亡し、労災認定の時効(死後5年)を理由に補償請求権を失ったケースについて、今年3月末から救済措置が打ち切られていたが、民主、自民、公明の3党は救済措置を復活する石綿健康被害救済法の改正案を提出することで合意。救済措置が当面10年間延長(2016年まで)される。改正法案は23日の衆議院環境委員会で委員長が提案する。今国会にも成立の見通し。

 現行法の時効救済の対象は石綿救済法が施行された06年3月27日よりも前に死亡していた患者の遺族だった。これに対し、改正案は死亡時期を同法の施行日から10年が経過する16年3月27日前までに死亡した被害者に拡大する。また、石綿による労災時効や労災外の被害者が救済請求できる期限も、来年3月までなどとされていたのを10年間に延長する。患者団体が、救済措置の打ち切りに対し「被害者の切り捨てだ」と反発し、与野党への働き掛けを強めていた。

(8月23日 ニュース)