HOME  > 新着情報  > 社会保険ニュース  > 【続報】専業主婦3号から1号への切替漏れ 過受給者5.3万 現役42万人減額可能性有
アーカイブ | RSS |

【続報】専業主婦3号から1号への切替漏れ 過受給者5.3万 現役42万人減額可能性有

投稿日時: 2011-04-13 20:50:27 (1654 ヒット)

厚労省は11日、専業主婦ら第3号被保険者の年金切り替え漏れ問題で、本来より年金を多く受け取っている高齢者が5万3000人いるとの推計を明らかにした。平均の過払い額は年、約1万1150円。また現役世代は、年金の減る可能性のある人が42万2000人に上る。政府は切り替え漏れのある現役の人が保険料を追納しなければ、将来の国民年金(満額で年約78万9000円)を減らす意向で、この場合、年間に平均約3万9000円、最も多い人で約37万円減額される見通しだ。

 同省によると、切り替え漏れのある人は97万4000人(受給者14万3000人、現役83万1000人)。さらに1400人を抽出して推計したところ、切り替え漏れが1カ月以上あるなど年金額に影響するのは47万5000人(受給者5万3000人、現役42万2000人)だった。

 国民年金は40年間(480カ月)完納で満額受給できるが、1カ月の未納で年間約1640円減額される。受給者の切り替え漏れ期間は平均6・8カ月、最長で128カ月。平均では年1万1150円、最長の人は年約21万円本来より多い年金を受け取っている計算だ。政府は過払い分の返還も検討しているが、難しいとみられている。現役の切り替え漏れ期間は平均23・5カ月、最長224カ月だった。

(4月12日 ニュース)


この記事に関連した記事