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年金切替漏れ 第3号から第1号へ 専業主婦100万人以上 日本年金機構秋に一斉調査

投稿日時: 2011-02-02 08:59:20 (2499 ヒット)

日本年金機構は31日、今秋に専業主婦の年金記録で実態と食い違いがあるものを一斉調査する方針を明らかにした。 また、厚労省は、夫が会社を辞めるなどしたのに、国民年金切り替えなかった専業主婦が、全国で100万人以上に上る可能性があることを明らかにした。

 サラリーマン世帯の専業主婦は「第3号被保険者」とされ、自分で保険料を納めなくても老後に基礎年金を受け取れるが、その資格を失ったのに届け出なかった人は保険料が未納だったことになる。

 ただ、厚労省はこのケースについて、

直近2年分だけ保険料を納めれば、それ以前の期間分についても基礎年金を支給することにしている。
きちんと保険料を払った人が不公平感を抱きかねず、議論を呼びそうだ。

 第3号の制度は1986年に始まり、現在は1021万人いる。その分の保険料は厚生年金や共済年金の加入者全体で負担している。

  • 夫が退職
  • 自分がパートなどで年収130万円以上になった

という場合、第3号の資格を失うため、市町村に届け出なければならない。

だが、行政のPR不足などで知らない人が多く、切り替え漏れが生じている。

こうしたケースでは、国民年金保険料(現行月1万5100円)を納めていないため、本来はその分の年金が減ったり、無年金になったりする。

(2月1日 読売新聞)


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