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解雇に合理性認められず 「解雇無効」と初判決 旧グッドウィル雇い止め問題

投稿日時: 2011-01-27 20:23:46 (1630 ヒット)

 旧グッドウィル・グループの大手派遣会社「ラディアホールディングス」(現アドバンテージ・リソーシング・ジャパン)子会社の派遣会社を解雇された神奈川県在住の男性(40)が、地位確認などを求めた訴訟の判決が25日、横浜地裁であった。

深見敏正裁判長は、解雇は無効と認定し、基本給など月額約30万円をさかのぼって支払うよう命じた。

 深見裁判長は判決理由で、

派遣会社の経営について「一時期を除き黒字で、切迫した人員削減の必要性は認められない」と指摘。「整理解雇を回避する努力を尽くしたとは認められず解雇には合理性がない」と結論づけた。

 原告によると、ラディア社は平成21年3月、傘下3社の約4千人の整理解雇を発表したが、元社員らが全国で解雇無効などを求めて係争中。判決が言い渡されたのは初めてという。

 判決によると、男性は平成8年から派遣会社の社員としてメーカー工場に派遣されて働いていたが、21年3月末に派遣期間が終了すると、4月末に整理解雇された。

(1月25日 SankeiBiz)