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2011年度中に失業手当上限・下限額引き上げへ 1日最大360円 厚労省

投稿日時: 2010-12-20 08:54:20 (1990 ヒット)

 厚労省は16日、1日当たりの失業手当を2011年度中に最大360円増額する方針を固めた。給付額は毎年改定されているが、07年度から減少が続き、引き上げは5年ぶり。厳しい雇用情勢のほか、最低賃金が上昇していることなどを考慮した。

⇒失業手当は離職前6カ月の平均給料に連動し、1日当たりの下限額と上限額が決められている。

11年度の改定では、下限額は、

  • 1856円(256円増額)

上限額は、

  • 30歳未満⇒6435円(290円増額)
  • 30歳〜45歳未満⇒7150円(325円増額)
  • 45歳〜60歳未満⇒7865円(360円増額)

下限額・上限額共に引きあげる。

 10年度の失業手当受給者は10月まで月65万〜73万人で、前年比2割超減ったが、依然高水準。景気の不透明感が増す中、11年度も高水準の受給状況が続く可能性がある。今回の改正により、大半の受給者が増額される見通し。

(12月16日 時事通信)