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パワハラ受けたことがあるが3割 4社に1社は対策とらず 厚労省調査

投稿日時: 2017-05-02 18:53:02 (822 ヒット)

以下、引用です。

  企業で働く従業員1万人への調査で、職場でパワーハラスメントを過去3年間に受けた人が32.5%に上ることが30日までに、厚生労働省の調査で分かった。前回の2012年度の調査と比べると7.2ポイント上昇した。4社に1社はパワハラ対策を検討していないことも明らかになり、厚労省は有識者検討会で企業に対策を促す方策などを議論していく。

 厚労省による調査は2回目。2016年7月に、企業に勤務する20〜64歳の男女1万人が回答した。

 調査ではパワハラを受けた約3割の従業員の心身への影響を複数回答で調べた。何度も繰り返しパワハラを受けた人の36.1%は眠れなくなり、通院や服薬をしている人も20.9%いた。

 パワハラを受けた後の行動では「何もしなかった」という回答が40.9%で最多。理由は「何をしても解決にならないと思ったから」が68.5%で最も多かった。

 厚労省は16年7〜10月に企業調査も行った。従業員30人以上の2万社に調査票を郵送し、4587社(回収率22.9%)が回答した。

 パワハラ対策をしている企業は52.2%と半数を超える一方で、「特に取り組みを考えていない」と答えた企業は25.3%に上った。

 3年前と比べ相談が「増加した」または「変わらない」と答えた企業は28.8%。その理由を複数回答で聞いたところ、「パワハラに対する関心が高まった」が42.5%と最多で、「職務上のストレスが増加している」が41.1%で続いた。

(4月30日 日本経済新聞)