ホームセンターのビバホーム 長時間労働でうつ 元社員に解決金で和解
以下、引用です。
関東を中心にホームセンター「ビバホーム」などを運営する東証1部上場「LIXILビバ」(さいたま市浦和区)の元社員の50代男性が、長時間労働が原因でうつ病になったとして同社に約4600万円の賠償を求めた訴訟がさいたま地裁(森冨義明裁判長)であり、同社が1100万円の解決金を払うことで和解していたことが分かった。3月21日付で、解決金については「会社の業務が原因で病気になったから払うものではない」とし、同社と男性の代理人はいずれも「コメントできない」とした。
訴えによると、男性は2003年2月に同業他社から入社。埼玉県内でビバホームの店長を務め、同5〜12月ごろは毎日約16時間の長時間労働に従事した。04年2月には同県内の別の大型店の開店準備室長となり、月の残業時間が300時間を超えることもあった。男性は同12月にうつ状態と診断され、その後は長期にわたり復職と休職を繰り返した。同社は「職務に耐えられない」として、12年に解雇予告通知を出したが、労働審判で撤回された。
一方、男性は「会社は恒常的な長時間労働に従事させ、適正な人員補充や業務内容の調整を怠った」として14年12月に提訴。裁判で同社は「原告は遺伝的要因に基づく双極性障害(そううつ病)で賠償の義務はない」「管理監督者で自由な裁量の下、自ら労働時間を決めていた」などと主張していた。
(5月2日 毎日新聞)
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