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川崎重工 石綿健康被害で元従業員遺族らと和解 神戸地裁

投稿日時: 2017-03-02 18:26:03 (974 ヒット)

以下、引用です。

  アスベスト(石綿)で健康被害を受けたのは川崎重工業(神戸市)が安全対策を怠ったためだとして、造船工場の元従業員の遺族らが同社に損害賠償を求めていた訴訟は28日、神戸地裁(冨田一彦裁判長)で和解が成立した。同社が解決金を支払い、元従業員らの健康被害調査などに取り組む内容。原告側のアスベスト訴訟関西弁護団が明らかにした。

  和解条項は、同社が石綿対策の不備を認めた上、雇用主としての責任を自覚して原告らに哀悼の意を表明する内容。健康被害の調査や救済に「迅速かつ誠実」に取り組むことも盛り込まれた。解決金の額は非公表。

  提訴は2014年7月。元従業員は1960年代に神戸工場で船内電気工事や溶接作業に従事した男性2人で、いずれも悪性胸膜中皮腫と診断され、労災認定された。1人は12年6月に、もう1人は提訴後の14年11月に死亡した。

(2月28日 時事ドットコム)