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アスベスト石綿 918事業所を公表 695カ所が初労災認定 厚労省

投稿日時: 2016-12-26 19:25:15 (978 ヒット)

以下、引用です。

  厚生労働省は20日、従業員がアスベスト(石綿)を吸って病気になり2015年度に労災認定や救済認定された918事業所の名称や病名、人数などを公表した。うち76%の695カ所が初めて認定があった事業所だった。

 石綿による労災で、認定や救済を受けた人は前年度より47人少ない1053人。肺がんが29人、石綿肺が14人それぞれ減った。肺がんは、認定基準の厳しさが影響していると指摘があり、労災の申請件数自体も前年度より51件減少している。公表事業所数も前年度に比べて21カ所減った。

  「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」事務局の片岡明彦さんは「石綿関連の患者の多くが労災の申請をしない。労災の証明が困難だと誤った説明を受けた患者もいる。国は、窓口の敷居の高さを改めるべきだ」と提言している。厚労省は「新聞広告や事業所への依頼によって制度の周知に努めたい」と話す。

(12月21日 毎日新聞)