習志野市市職員 解雇された障害者男性が撤回求め訴訟
以下、引用です。
千葉県習志野市の職員だった身体障害者の男性(28)が、民間企業の試用期間にあたる条件付き採用期間中、勤務成績不良を理由に解雇された問題で、男性が11日、市に解雇の取り消しを求める訴訟を千葉地裁に起こした。
訴状によると、男性は障害者枠の試験を受けて昨年6月1日付で採用され、介護保険課でデータ入力や窓口対応を担当。12月からは総務課に配置替えとなり、会議録の作成などを任されたが、能力不足を理由に今年2月29日付で解雇された。
その際、市は「会議録の発言者が不明」「仕事が遅い」などと能力不足の理由を説明したというが、男性は「(能力判定は)新人であるという特殊性を加味すべきで、(市の説明は)解雇判断の理由にはなり得ない。上司からの適切な指導も行われておらず、勤務成績不良という事実はない」などと主張している。
条件付き採用期間は、市職員としての適格性を見極めるために設けられ、一般的に解雇の裁量権が通常より広く認められるとされる。市は「男性の勤務評価は(正規採用の)基準に達せず、解雇できる」としているが、男性は「採用されたばかりの職員が成果を出せないのは通常で、条件付き採用期間は(指導を受けるなど)養成的期間の意味合いが濃く、安易な地位剥奪は慎むべきだ」と反論している。
(10月12日 読売新聞)
- 契約社員のボーナス、退職金、認めず 最高裁判決 (2020-10-14 12:45:39)
- 自殺は長時間労働による鬱病が原因 奈良県職員の両親が提訴 (2019-06-25 13:32:50)
- 医師過労死 1億6000万円賠償に不服で病院側控訴 (2019-06-14 18:28:00)
- ブラックバイト訴訟 全国で初めて和解成立 千葉地裁 (2017-11-13 19:50:08)
- 岡山の中高一貫校の元副校長 過労でうつ病 学校側が解決金支払い (2017-11-10 18:55:56)
- 久光製薬 復職後部長からヒラに 社員が提訴 (2017-10-30 18:47:57)
- 長時間労働でうつ自殺の男性 遺族が会社と和解 (2017-10-19 18:00:18)
- 引っ越し大手アートに未払い残業代請求 元社員らが提訴 (2017-10-13 18:51:00)
- 航空自衛隊員過労自殺 和解 国が遺族に7400万円 大津地裁 (2017-10-04 19:26:00)
- 石綿アスベスト 工場従業員遺族と国 岐阜地裁で和解成立 (2017-09-27 19:06:01)