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「解雇無効」と申し立て バス会社従業員 地位保全・賃金支払いを求め札幌地裁に

投稿日時: 2010-11-09 09:05:22 (2130 ヒット)

 北海道でタクシーや観光バスを運行する安全永楽交通(札幌市手稲区)を解雇されたバスの運転手とガイド計19人が5日、整理解雇の要件を満たしていない解雇は無効だとして、地位保全賃金支払いを求める仮処分を札幌地裁に申し立てた。

 申立書によると、同社は10月中旬、経営不振からバス事業部を廃止し、同月末で事業部の正社員30人を全員解雇すると通告。労働組合側は「組織変更に際し必要な事前協議がなかった」と反発、団体交渉を4回実施したが、解雇は撤回されなかった。

 申立人は「会社は希望退職者の募集など事前に対策を講じていない上、バス事業の廃止方針を撤回し、一部で営業を継続しており人員削減の必要性もない」と主張。

(11月5日 SankeiBiz)