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ファミリーマート 掛け持ち勤務で過労死  残業月200時間超

投稿日時: 2015-06-06 17:46:17 (1030 ヒット)

以下、引用です。

 大手コンビニエンスストア「ファミリーマート」の加盟店で従業員男性(当時62歳)が勤務中に死亡したのは、月200時間以上の時間外労働による過労が原因として、男性の遺族が同社と店主に慰謝料など計約5800万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。

 5日に第1回口頭弁論があり、被告側は請求棄却を求めた。訴状によると、男性は2011年4月、大阪府大東市内の店舗で働き始め、12年から、店主が経営する別の加盟店とかけ持ちで働くようになった。 だが、同年12月、店で作業中の脚立から落ちて頭を打ち、16日後に死亡した。

 男性の雇用条件は、1日8時間勤務だったが、2店で働いた労働実態を裏付ける店側の資料がなかった。遺族は、適切な労務管理が行われていなかったと主張。

 他の従業員への聞き取りから、死亡前の半年間の時間外労働は月218〜254時間に上り、転落時は睡眠不足と極度の疲労で意識を失っていたと訴えている。

 訴訟では、加盟店の労働環境を改善させる安全配慮義務違反があったとして、店主とフランチャイズ契約を結ぶファミリーマートにも賠償を求めている。

 同社広報室は、「係争中の事案のため、コメントは控える」としている。

(6月5日 読売新聞)