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日本航空 整理解雇該当者には乗務させず退職勧奨

投稿日時: 2010-10-11 09:03:27 (2388 ヒット)

 経営再建中の日航が、運航と客室乗務員の希望退職者が目標数に達しない恐れがあるため、一部乗務員の今月のスケジュールを白紙にして、乗務に就かせず、面接をして退職を促していることが7日、分かった。

 同社は、退職者が目標を下回った場合、整理解雇も辞さない構え。すでに整理解雇の人選基準を示し、該当する乗務員に仕事をさせていない。乗務員側は「解雇される前に辞めろという退職の強要だ」と反発している。

 日航は、2010年度中にグループ人員を約1万6千人削減する計画で、これまでの特別早期退職などで半数のめどがたった。日航本体では9月から今月22日を期限として、整備や事務系も含め1500人の希望退職を募っているが、応募が想定を下回っている。

 会社は先月27日、整理解雇の人選基準として、過去の病気欠勤日数などの要件を示し「それでも目標に達しない場合、年齢の高い順から達するまでを対象とする」との方針を示した。

(10月7日 共同通信