よくある年金相談 Q&A
- カテゴリ :
- 社会保険の解説
- 執筆 :
- 2010-10-12 21:00
年金のよくある相談を何回かにわけて、ブログで解説したいと思います。
というのも、最近、改めて勉強しているからです
基本・前提として、
年金は、「国民の義務」だという認識があまりにも低いと思います。
よく聞かれることとして、
Q
例えば50歳の人が、新たに社会保険を適用している会社に雇われました。
自分は、今まで年金を支払ってきていなかったから、入っても意味がないから、入りたくない!何で入らないといけないんだ?
A(私は)
- 厚生年金は、「入りたい、入りたくない」という選択肢はありません。
- 会社が社会保険に加入している限り、必ず加入です。
ただし、通常の労働者より労働時間が4分の3より下回る場合は、加入しなくても問題ありません。
と・・・ここまでは一般的ですが、
更に付け加えて言うと
年金は老後の為だけではなく、万が一、今、障害等になった時、社会保障として障害年金が支給されるので年金に加入する意味はあります。とお伝えします。
また万が一、今、亡くなったら、社会保障として遺族に遺族年金が支給されます。とお伝えします。
今回の「Q」は、若い頃に年金の保険料を支払っていなかった為、起こってしまったケースです。
「年金を支払っても、将来支給されない!」という概念が一般的には強いように思えますが、
そんなことは、けしてないと思います。たとえ、制度が変わったとしても、もらう権利があれば何らかの形にはなると思います。しかし、もらう権利がなければ、本当にもらえません。
年を重ねてしまって、いざ年金が少しでも欲しいと思った時には、手遅れです。
(※加入要件が最低25年必要だからです。)
年金の保険料を支払っていない、
そんな人が将来のことを考えるのであれば、本当に年金がいらないのか、もしくは欲しいのか
最低35歳までには見据えないといけないでしょうね。
私は社労士の勉強をした時に、年金制度の重要性を知りました。
それまでは、恥ずかしながら「年金を支払っても・・・」派でした